差はわずか6.334pt 馬場咲希は“17億円大会”出場滑り込みへ「めっちゃ出たいです」

<アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン 事前情報◇11日◇ペリカンGC(フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>

出場人数が絞られる秋のアジアシリーズに出場できると決まったとき、馬場咲希の目標は、来季のカテゴリー1(シード)が得られるポイントランキングトップ80からトップ60に変わった。
「今年の初めは、来年もまたここ(米国)でプレーするために、直さないといけないところを考えてやっていた。第一目標はクリアできた。自分で結果を出しながらつかんだシード。それが達成できたからには最終戦を目指してやりたい。めっちゃ出たいです」

昨年末のQシリーズ(米最終予選会)を突破して始まったルーキーイヤー。アジアシリーズ前は69位(348.978pt)だったポイントランキングは、先週の日米共催「TOTOジャパンクラシック」のトップ10入りなどでポイントを稼ぎ、61位(473.478pt)まで上がった。賞金総額17億円(1100万ドル)をかけた来週の最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に出場できるのは、今大会終了後のポイントランク60位まで。「毎週、試合が終わったら見ています」というボーダーラインとの差はわずか6.334ptと、目前にある。

夏場には予選落ちが続いたことで、予選カットばかりに意識が持っていかれて、やりたいことがコースでできなくなっていた。それが、予選カットのないアジアシリーズでは「思い切って」できるようになり、自然と結果に結びついてきた。「自分的には大きな一歩。つかんだ感覚をここで手放さないように。続けていけるようにしたい」と話す。

ただ、日本からフロリダは丸一日ほどをかけての移動で、14時間の時差もきつく、疲れを感じているのが正直なところ。さらに火曜日はフロリダらしからぬ寒さにも見舞われた。「(時差ボケは)あります(笑)。思っていたより寒かったし、アジアシリーズであまり時差がなかったなか急にフロリダだから体がビックリしちゃっている感じ」とももらす。

それでも、朝から精力的に動いて18ホールをコースチェック。とりわけ、グリーン周りのアプローチを丁寧に確認した。「この位置(61位)で来ているので、結果も意識しちゃうと思う。そのなかで自分がどれくらいできるのかも知りたいし、その状況でできたら、来年にもつながる」。笑顔をのぞかせながら、大一番に気を引き締めた。(文・笠井あかり)

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