来季出場権争い決着まで残り2試合 権利死守へ…“圏外”に甘んじている現シード選手は?【女子シード動向】

3月に開幕した国内女子ツアーは、終盤戦に突入している。今季優勝者らによる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を含め、残りは3試合だ。女王争いもカウントダウンが始まっているが、来季の出場権をかけた“シード争い”もし烈を極めている。その動向をチェックしよう。

来季のフル出場権獲得を意味するシード権は、11月20~23日に行われる「大王製紙エリエールレディス」後のメルセデス・ランキング(MR)50位までの選手に与えられる。なお51~55位の選手は、来年の第1回リランキングまでの出場枠が確保(前半戦出場権)。ただ、これはあくまで“限定的”なもので、序盤で調子が上がらないと夏場以降の出場が危うくなる。選手たちにとっては、“一流プレーヤーの証”でもある、シード権確保がやはり最優先課題だ。

先週の「TOTOジャパンクラシック」は、メルセデス・ランキング上位者が出場できる大会ということもあり、シード入りを争う選手たちの大きな入れ替えというのはなかった。今週14日に開幕する「伊藤園レディス」と、来週の大王製紙エリエールレディスの2試合で、来季の出場権は確定。いよいよ、それを争う選手たちは最後の直線を迎えている。

現在ボーダーラインの50位はルーキーの吉田鈴で通算435.71pt。ただ433.07ptで51位のささきしょうことの差はわずかに2.64ptと、予断は許さない状況だ。ツアー通算3勝のささきは、今季シード選手として戦うひとりだが、他にも圏外に甘んじている現シード選手は少なくない。

ささきのほか、前半戦出場権圏の52位には通算1勝の蛭田みな美(426.94pt)がいる。またその下からも57位の川岸史果(370.15pt)、58位の脇元華(362.64pt)、67位の小林夢果(297.70pt)、73位の森田遥(278.04pt)、77位の山内日菜子(246.92pt)、78位の川﨑春花(240.25pt)、80位の野澤真央(232.26pt)、84位の尾関彩美悠(205.31pt)、94位のリ・ハナ(韓国、113.75pt)、97位の臼井麗香(102.13pt)、101位のイ・ヒョソン(韓国、80.88pt、※トーナメント特別保障制度が承認)、107位の吉本ひかる(63.54pt)、119位の新垣比菜(30.85pt)が、残り2試合で権利死守を目指していく(今季米ツアー組は除く)。

メジャー優勝者、ツアー優勝経験者も圏内突入を目指す立場。ここから意地を見せる選手も現れるか?

なお、今季優勝者はすでに来年末までの出場権が付与されている。また、現在MR88位の稲見萌寧は、21年に開催された東京五輪銀メダルで獲得した5年間の複数年シードを今年行使したため、29年までの出場権が保証されている。

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