トルコでサッカー界揺るがす賭博スキャンダル、新たに1024人の選手が出場停止処分…3部、4部リーグは2週間の開催中止

 トルコサッカー界で発覚した前代未聞の賭博スキャンダルから2週間。トルコサッカー連盟(TFF)は10日、新たに1024名の選手に出場停止処分を科したことを発表した。

 TFFは先月27日、トルコのプロリーグで活動する審判員571名のうち、371名がベッティングアカウントを保持し、152名が実際に賭博行為を行っていたと報告。その後、149名の審判員に資格停止処分を下し、シュペル・リグ(トルコ1部)のエユプスポル会長を務めるムラト・オズカヤ氏らが逮捕されたことも報じられていた。

 そして今回、TFFは新たに1024人のサッカー選手を出場停止処分を下したと発表。イギリス『スカイスポーツ』のロブ・ハリス記者によると、このうち27名はシュペル・リグ(1部リーグ)に所属する選手で、11月のトルコ代表メンバーに名を連ねていたエレン・エルマル(ガラタサライ)にも疑惑がかかっており、同選手は代表から離脱することになったという。

 また、3部リーグと4部リーグの2週間にわたる開催中止も決定。一方で1部リーグと2部リーグに関しては、引き続き開催する意向を示している。計1024人の選手が出場停止になり、各チームの選手が不足することが考えられるため、TFFは国際サッカー連盟(FIFA)に15日間の特別移籍期間の承認を求めることも発表されている。

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