“要塞”バジェカスでまたしても白星ならず…シャビ・アロンソ監督「今年も先制点を奪うのに苦労した」

 レアル・マドリードを率いるシャビ・アロンソ監督が、9日のラージョ・バジェカーノ戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ラ・リーガ第12節が15日に行われ、レアル・マドリードはラージョ・バジェカーノと対戦。2022年2月を最後に、勝利から遠ざかっている“要塞”こと『バジェカス』に乗り込んだわけだが、ピッチサイズが通常よりも狭い、という地の利まで活かしたラージョ・バジェカーノのインテンシティの高いスタイルに苦しめられると、FWヴィニシウス・ジュニオールやMFジュード・ベリンガムらが個人技でゴールに迫ったものの、スコアレスドローでタイムアップ。これで、同スタジアムでの未勝利記録は『4』となった。

 試合後、レアル・マドリードに限らず、全クラブが苦戦する“要塞”でのパフォーマンスを振り返った、シャビ・アロンソ監督は「我々は、どんなときも厳しい試合に備えている。過去にも苦戦を強いられていたけど、今年も先制点を奪うのに苦労した。トランジションの多い試合で、ペースは次第に狂乱と化していく。今日もそうだった」と披瀝。続けて「すべてのデュエルに勝ったわけではないけど、負けたわけでもない。トランジションを武器とするラージョとの試合は、非常に激しいものとなった。残念なのは、攻撃のプレーで相手を崩せなかったこと。すべての局面で、強さが足りなかったわけじゃない」と課題を明確に口にした。

 また、交代枠を1つ余らせたかつ、“純粋な点取り屋(エンドリッキとゴンサロ・ガルシア)”に出番を与えなかったことについては、「他にも危険な場面を作り出せるフォワードがピッチに立っていた」と述べ、同指揮官は「自分たちの立場は分かっている。良いときも悪いときも、バランスを取らなければならない。シーズンは長く、要求は非常に高いけど、我々はそのために生き、準備している」と次こそは勝利で応える、と語っている。

 そんなレアル・マドリードの次戦は、24日に行われる第13節エルチェ戦となる。

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