プロテスト合格のネクヒロ・千田萌花 身長150センチでも左右の体重移動を使ったドローボールで240ヤードを連発していた【プロが解説】

プロテスト合格を目指す選手たちが活躍する「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」。全17戦のうち15戦が終了し、残すところもあと2試合。終盤戦をより楽しむために、注目選手のスイングを解説する。今回紹介するのは、上田桃子や六車日那乃を輩出するチーム辻村の一員であり、先日の「JLPGA最終プロテスト」を合格した千田萌花(ちだ・もえか)。身長150センチながらも、平均240ヤードを誇るドローボールを武器に、ネクヒロでは6度のトップ10入りを果たす活躍を見せている。そんな千田のスイングを、ツアー6勝を誇る天沼知恵子が解説する。
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千田選手は、どの試合でも好調だなという印象があったので、プロテスト合格も納得の結果です。本当におめでとうございます。

スイングは、下半身を上手く使い、左右の体重移動を駆使して飛ばしているように見えますね。

右に少し動いて、体重を右の股関節に乗せてからテークバック。アドレス時のヒザの角度をキープしたままなので、パワーを溜め込めます。切り返しでは、左足を真下に踏むのをきっかけに、体重を移しながらインパクトに向かいます。さらに、フィニッシュを見ると、両太モモがピタッとくっついている。これは、インパクトからフォローにかけて、右足の内転筋を絞るように使っている証拠で、ボールをしっかり押し込めるんです。右で溜めたパワーを余すことなく、ボールに伝えられるからこそ、小さくても飛距離を出せます。

また、クラブの動きはとてもキレイです。、バックスイングでフェースが開きますが、インサイドからフェースを閉じながら入れて、ドローボールを打っています。フェース開閉が起きると、ミートさせるのは難しくなりそうと思う方も多いかもしれませんが、千田選手のように下半身主体でクラブを引っ張り下ろせば安定しやすい。ドローボールで、キャリーだけでなくランも出ることも、飛距離につながるポイントですね。

■千田萌花
ちだ・もえか/2002年生まれ、長野県出身。上田桃子に憧れ、5年前から辻村明志に師事。今季からネクヒロに参戦し、出場10試合中6試合でトップ10入りと抜群の安定感を見せている。25年の最終プロテストではトータル4アンダー・7位タイで見事合格を果たした。

■(解説)天沼知恵子
あまぬま・ちえこ/1975年生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー通算6勝。現在は自身の経験を生かして「IMPACT A BODY」を運営。プロテスト合格を目指す選手からアマチュアまで幅広く指導し、「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」の解説も務めている。

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