プレミアリーグ第11節が9日に行われ、クリスタル・パレスとブライトンが対戦した。
昨シーズンのFAカップ覇者であるクリスタル・パレスは、今シーズンも開幕から6戦無敗と好調を維持。第7節から3戦未勝利と失速したものの、前節はブレントフォードに2-0で勝利し、4試合ぶりの白星を飾った。対するブライトンは開幕直後こそ躓いたものの、ここ5試合は3勝1分1敗と浮上の兆しを見せている。クリスタル・パレスの中盤で存在感を放っている鎌田大地はこの日も先発出場。一方、ブライトンの三笘薫は負傷によりベンチメンバーから外れ、公式戦6試合連続欠場となった。「1」ポイント差で迎えた“M23ダービー”を制するのはどちらのチームになるだろうか。
立ち上がりから両チームが攻め合う展開となる。8分、ブライトンはディエゴ・ゴメスがクロスのこぼれ球にいち早く反応してシュートを放つも、GKディーン・ヘンダーソンが好セーブ。直後にはクリスタル・パレスが速攻からチャンスを作ったが、イスマイラ・サールの強烈な一撃はGKバルト・フェルブルッヘンに阻まれた。激しい攻防が続いた序盤を経て、その後はブライトンがボールを握り、クリスタル・パレスが激しいプレスやカウンターで応戦する展開が続く。
拮抗した展開の中、前半アディショナルタイムには両チームにチャンスが到来。45+1分、D・ゴメスのボール奪取を起点にカウンターを発動したブライトンは、ボックス内右のヤンクバ・ミンテにラストパスが渡るも、左足のシュートは枠外へ。一方のクリスタル・パレスは直後に鎌田が起点となって左に開いたマテタへ展開。ニアサイドへの鋭いクロスにサールが飛び込んだが、こちらも枠内へ飛ばすことはできなかった。
後半に入り54分、クリスタル・パレスはアダム・ウォートンのボール奪取からカウンターを発動し、鎌田を経由してボックス内右へ走り込むサールへ展開。ゴール前の混戦から鎌田のもとにボールがこぼれるもシュートは枠の左へ外れ、決定機を生かすことができない。ピンチを凌いだブライトンは62分、右からドリブルで仕掛けたジョルジニオ・ラターがボックス内で倒れ、主審はPKを宣告。しかし、VARによる確認の結果、接触はなかったとしてPKは取り消された。
72分には再び鎌田にチャンス到来。左サイドに開いてボールを受けると、そのままドリブルでボックス内へ侵入し左足を振ったが、ここも枠を捉えることができない。一進一退の攻防が続く中、両チームともにフレッシュな選手を次々と投入。鎌田は82分にウィル・ヒューズとの交代でピッチを後にした。90+7分、クリスタル・パレスはFKのこぼれ球を拾ったジェレミ・ピノにチャンスが訪れたが、GKフェルブルッヘンが好セーブ。試合はスコアレスドローで終了した。
次節は22日に行われ、クリスタル・パレスはアウェイでウルヴァーハンプトン、ブライトンはホームでブレントフォードと対戦する。
【スコア】
クリスタル・パレス 0-0 ブライトン
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