チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、ブラジル代表FWエステヴァンを絶賛した。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2007年4月24日生まれで現在18歳のエステヴァンは、2024年6月にチェルシーに加入することが内定。FIFA(国際サッカー連盟)の規定でヨーロッパへの移籍が可能となるのは18歳の誕生日を過ぎた後になることから、今夏までパルメイラスでプレーを続け、FIFAクラブワールドカップ2025終了後にチェルシーに合流した。
プレミアリーグ開幕節に途中出場してチェルシーでの公式戦デビューを果たすと、第2節のウェストハム戦では18歳120日というチェルシー史上最年少でプレミアリーグでのアシストを記録したほか、チャンピオンズリーグ(CL)では18歳以下にして2試合連続で得点を記録した唯一の南米選手になるなど、ここまで公式戦16試合出場で4ゴール1アシストを記録している。
先発出場は7試合にとどまっている中で、記録に残らないチャンスも数多く創出しており、今夏の加入ながら早くもファンからの人気も高い選手になっているエステヴァンは、8日に行われたプレミアリーグ第11節のサンダーランド戦でも、64分に途中出場してすぐにジョアン・ペドロのゴールに繋がるクロスを供給。DFに当たっていたため、アシストは記録されなかったものの、3-0で勝利したチームに大きく貢献を果たした。
そんなエステヴァンは移籍金3400万ユーロ(約60億円)に、追加オプションなどで最大6700万ユーロ(約119億円)になる可能性のある契約でチェルシーに加入したことが報じられているが、サッカーの研究機関『CIES Football Observatory』は同選手の評価額が1億ポンド(約202億円)以上であると明らかにしたことに注目が集まっている。
この数字に同意するかと聞かれたマレスカ監督は「それを見ることができているだろう。間違いなくその通りだ。彼はトップで、才能の持ち主だ」とエステヴァンを高く評価していることを強調しつつ、同選手が長年にわたってチェルシーで活躍する選手になることを予想した。
「繰り返しになるけど、私たちは彼がチームに適応できるように、適切な出場時間を与えようと尽力している。彼は素晴らしい活躍を見せている。このクラブで今後5〜10年はトップな選手になるだろう」
「ファンがチケットを払うのはエステヴァンやコール(・パーマー)のような選手を見たいからだ。観客は彼らがピッチにいるだけで幸せな気持ちになることができる。唯一の違いはエステヴァンがブラジルから来たということだ。彼は少し適応する必要がある」
「それでも、ゆっくりと将来的には私たちのために先発するだろう。エステヴァンがピッチに立つと、エネルギーが高まる。それは人々がそういう選手を愛しているからだ。だから、彼がチームに貢献してくれることを私たちは嬉しく思っているし、ファンたちも嬉しく思っているだろう」
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