LIV出場権も視界に 浅地洋佑が首位と1差で最終日へ「優勝できれば最高」

<マオタイ シンガポールオープン 3日目◇8日◇ザ・シンガポールアイランドCC(シンガポール)◇7295ヤード・パー72>

トータル7アンダー・24位タイで決勝に進んだ浅地洋佑が、7バーディ・ノーボギーの「65」をマーク。首位と1打差の4位タイまで順位を上げた。
「2日目の後半で立て直して、予選を通った甲斐があった」。第2ラウンドでは一時カットライン上まで後退したが、「日が沈んでグリーンが読みやすくなった」と4つのバーディを奪取。終盤の粘りが、ここで効いている。

初日からグリーン上の難しさを感じていた。グリーンは大きくアンジュレーションも強い。「面がたくさんある感じなので、同じ面に乗せないとチャンスにならない」と話し、芝目の読みにくさにも苦戦していた。

3日目はパット数29と、2日目と同じ数ながら内容は改善。8番パー3では難しいスライスラインを読み切ってバーディを奪った。「狙って、読めて、その通りに行ったのはうれしかった」。完全攻略には至らずとも、確実に難グリーンへ順応してきている。

2週前の「インターナショナルシリーズ・フィリピン」では2位。海外での戦いが「気分転換」になり、ショットの状態も上向いているという。今大会でも、ここまでパーオン率83%(45/54)と高水準。「パーオンもしているし、パー5も2オンできている。楽にゴルフができている」と手応えを語る。

インターナショナルシリーズのポイントランキング上位2人(有資格者を除く)には、来季のLIVゴルフ出場権が与えられる。浅地は現在13位(105.3pt)で、2位までの差は115.89pt。仮に今大会を制すれば180ptが獲得できるため、LIVへの道も大きく開かれる。

「優勝できれば最高ですが、とりあえずあすのことはあす考えます」。意識はあくまで目の前のプレーに向けられている。最終日に向けて掲げるテーマは「3パットしないこと」。17番パー4では1オンしながら3パットでパーに終わっただけに、グリーン上での取りこぼしが無いよう、集中していく。(文・齊藤啓介)

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