アーセナルが土壇場で白星逃す…ジャカ擁するサンダーランドとドロー、失点は公式戦9試合ぶり

 プレミアリーグ第11節が8日に行われ、サンダーランドとアーセナルが対戦した。

 公式戦10連勝中、8試合連続クリーンシート(無失点試合)と抜群の安定感を誇るアーセナル。プレミアリーグでは10試合で勝ち点「25」を積み上げて首位を快走しており、悲願の優勝に向けて上々のシーズン序盤戦を過ごす。一方、9年ぶりにトップリーグ復帰を果たしたサンダーランドも好調を維持。ここまで5勝3分2敗という成績を収め、前節終了時点で4位につけるなど旋風を巻き起こしている。主将のグラニト・ジャカにとってはかつて7年間を過ごした古巣との対戦だ。

 序盤からアーセナルがボールを握り、サンダーランドが5-4-1のコンパクトなブロックを形成し、機を見てハイプレスを仕掛ける展開が続く。16分にボックス手前右でFKを獲得したアーセナルはデクラン・ライスが直接狙うも、GKロビン・ローフスがセーブ。一方のサンダーランドは29分、敵陣内で競り合いが続いたところからウィルソン・イシドールがボックス内左に抜け出したが、シュートは枠の右へ外れた。

 36分、ピッチ中央付近でFKを獲得したサンダーランドはGKローフスがロングボールを蹴り込むと、イシドールが頭で落としたボールをダニエル・バラードが豪快に蹴り込み先制に成功。実に9試合ぶりの失点を喫したアーセナルは45+3分、リッカルド・カラフィオーリのクロスをブカヨ・サカが頭で落とし、フリーのウィリアン・サリバがボレーで合わせたが枠を捉えることができない。前半は1-0で終了した。

 後半早々の54分、アーセナルが試合を振り出しに戻す。デクラン・ライスが敵陣高い位置でボールを奪取すると、エベレチ・エゼからミケル・メリーノと繋いいでボックス内右へ走り込んだサカへ。GKローフスのニアサイドを抜く鋭いシュートでネットを揺らした。得点後はサンダーランドを押し込み続け、幾度となくチャンスを創出。66分にはクロスのこぼれ球を拾ったスビメンディのシュートがクロスバーを叩いた。

 攻勢を強めるアーセナルは74分、ボックス左角付近でボールを受けたレアンドロ・トロサールがカラフィオーリのオーバーラップを囮に使い、カットインから右足を一閃。強烈なシュートがニアサイド上に突き刺さり逆転に成功する。その後、逃げ切りを図ったアーセナルだったが、90+4分にブライアン・ブロビーにバイシクルシュートを叩き込まれて土壇場で同点に。試合はこのまま2-2で終了した。

 次節、サンダーランドは22日にアウェイでフルアム、アーセナルは23日にホームでトッテナム・ホットスパーと対戦する。

【スコア】
サンダーランド 2-2 アーセナル

【得点者】
1-0 36分 ダニエル・バラード(サンダーランド)
1-1 54分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
1-2 74分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)
2-2 90+4分 ブライアン・ブロビー(サンダーランド)

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