バイエルンの公式戦連勝は16でストップ…2度のリード許すも終了間際にケインが意地の同点弾

 ブンデスリーガ第10節が8日に行われ、ウニオン・ベルリンとバイエルンが対戦した。

 ヴァンサン・コンパニ体制2年目を迎えたバイエルンは、開幕から欧州5大リーグ最長記録となる公式戦16連勝を達成。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)では敵地で数的不利に陥りながらも王者パリ・サンジェルマン(PSG)を撃破するなど、その勢いは留まるところを知らない。連覇を目指すブンデスリーガでは、前節終了時点で2位ライプツィヒに「5」ポイント差をつけて首位を快走。今節は10位ウニオン・ベルリンとのアウェイゲームとなる。

 序盤はウニオン・ベルリンが良い入りを見せ、高強度のプレスでバイエルンに自由を与えず、度々敵陣ゴールに迫っていく。9分には左CKから最後はイリヤース・アンサが頭で押し込んだが、惜しくもオフサイドで得点ならず。それでも27分、今度は右CKを獲得すると、ヤニク・ハベラーのグラウンダーのクロスに合わせたのはダニーリョ・ドゥーヒ。強烈なシュートをGKマヌエル・ノイアーが弾き切れず、ホームで先制に成功した。

 相手のコンパクトなブロックに苦戦し、なかなかチャンスを作れずにいたバイエルンだが、30分過ぎにハリー・ケインがチームとして最初のシュートを放つと、38分にルイス・ディアスが圧巻の一撃を叩き込む。ボックス左角付近でボールを収め、ヨシプ・スタニシッチとのワンツーを試みると、長くなったリターンパスをゴールライン際でキープ。素早く体勢を立て直してDFをかわすと、最後は角度のないところからゴール上隅へシュートを突き刺した。

 追い付いたバイエルンは45+3分、CKの流れからケインがネットを揺らすもオフサイドの判定。前半は1-1で終了する。

 後半の立ち上がりもウニオン・ベルリンがペースを握る中、バイエルンは60分にチャンスを創出。敵陣バイタルエリア中央で細かくパスを繋ぎ、ジョシュア・キミッヒが相手守備陣を引き付けて右へ展開すると、待ち構えていたミカエル・オリーズがダイレクトシュートを放つ。しかし、ニアサイドに飛んだボールはGKフレデリク・レノウの好セーブに阻まれた。このプレーからウニオン・ベルリンを押し込む時間が増えていく。

 ボールを握るバイエルンだが、なかなか相手のブロックの中に割って入ることができない。すると83分、敵陣中央やや左寄りの位置でFKを獲得したウニオン・ベルリンはヨシプ・ユラノビッチが柔らかいクロスを上げると、ゴール前の混戦から最後はドゥーヒが蹴り込み勝ち越しに成功する。それでもバイエルンは90+3分、左からのアーリークロスをケインが頭で叩き込み、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 試合は2-2で終了。バイエルンは敗戦を回避したものの、開幕からの公式戦連勝は「16」で止まった。次節、ウニオン・ベルリンは23日にアウェイでザンクトパウリ、バイエルンは22日にホームでフライブルクと対戦する。

【スコア】
ウニオン・ベルリン 2-2 バイエルン

【得点者】
1-0 27分 ダニーリョ・ドゥーヒ(ウニオン・ベルリン)
1-1 38分 ルイス・ディアス(バイエルン)
2-1 83分 ダニーリョ・ドゥーヒ(ウニオン・ベルリン)
2-2 90+3分 ハリー・ケイン(バイエルン)

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