降格決定同士の一戦、湘南が5発大勝で半年ぶり白星…新潟は入江体制で未勝利のまま残り2戦へ

 2025明治安田J1リーグ第36節が8日に行われ、湘南ベルマーレとアルビレックス新潟が対戦した。

 すでに降格が決まっているチーム同士の一戦は、「どちらが久々の勝利を掴むのか」に注目が集まった。19試合未勝利の湘南は、5月11日の東京ヴェルディ戦が最後の白星。新潟は6月発足の入江徹体制でいまだ勝ち星がなく、6月15日の横浜F・マリノス戦以来の勝ち点「3」を目指した。

 序盤からお互いにゴールへ近づく場面を生み出す中、先手を取ったのはホームの湘南だった。GK真田幸太がパントキックを前方に送ると、目測を誤った相手DFジェイソン・ゲリアがヘディングに失敗し、その背後へ鈴木章斗が抜け出す。鈴木はそのままファイナルサードまで運ぶと、相手GKとの一対一を制してゴールネットを揺らした。

 その3分後、湘南がリードを広げる。二田理央が鋭い縦突破で右サイドをえぐり、クロスを供給。ボックス中央の平岡大陽が合わせて押し込んだ。

 2点リードで折り返した湘南は、52分に3点目を奪う。パス回しで新潟を崩し、ペナルティエリア手前から小野瀬康介がコントロールショットをゴール右下へ流し込んだ。

 70分、湘南が4点目を奪う。鈴木章のスルーパスに抜け出した中野伸哉がペナルティエリア左からグラウンダークロスを供給し、鈴木章が合わせて自身2得点目を記録した。

 さらに73分、ペナルティエリア手前でこぼれ球に反応した奥野耕平が右足一閃。無回転のボレーシュートを叩き込んだ。

 ここまでやられっぱなしの新潟は終盤に2点を返す。85分、古巣対戦の若月大和がPKを獲得し、キッカーを務めた長谷川元希がゴール左下へ突き刺した。さらに後半アディショナルタイムにはマテウス・モラエスがペナルティエリアの外から見事なコントロールショットをゴール左上に沈めた。

 試合はこのまま終了。5-2で勝利した湘南がリーグ戦20試合ぶりの白星を掴み、新潟は16試合未勝利となった。次節は30日に行われ、湘南はホームで清水エスパルスと、新潟はホームで柏レイソルと対戦する。

【スコア】
湘南ベルマーレ 5-2 アルビレックス新潟

【得点者】
1-0 35分 鈴木章斗(湘南)
2-0 38分 平岡大陽(湘南)
3-0 52分 小野瀬康介(湘南)
4-0 70分 鈴木章斗(湘南)
5-0 73分 奥野耕平(湘南)
5-1 85分 長谷川元希(新潟)
5-2 90+2分 マテウス・モラエス(新潟)

【ゴール動画】湘南vs新潟

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