<ACNチャンピオンシップ 2日目◇7日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7004ヤード・パー71>
パパになっての初優勝へ、今平周吾が首位と2打差の8アンダー・2位タイと絶好の位置で決勝ラウンドに進出した。1カ月前の「バンテリン東海クラシック」(3位)から「ショットに手ごたえが出てきた」と好調を持続中。思い出に残る通算11勝目に向けて、準備は整っている。
今平が今秋、意識しているのは「リズムやテンポが速くならないようにすること」。今大会の三木GC(兵庫県)は関西特有のティショットの精度が求められるコース。「そういうときこそリズムが早くなりやすいので、特にリズムは意識しています」。2日目は3つのパー5すべてでバーディ奪取。いずれもティショットでフェアウエーをキープした。
パッティングに関しても「そこまでいいとは思っていないですけど、いいのが入ってくれました。ある程度、ラインには打てていると思います」とこちらも手ごたえを感じている。ショット、パットが噛み合い、2日連続の「67」に繋がった。
妻の出身地ということで開催地の兵庫には縁を感じている。「ボクはホテルに泊まっていますけど、妻は車で1時間ほどの実家から応援に来てくれています。優勝争いをしていれば、どなたかお知り合いの方が応援に来てくださるかもしれないですし、気合は入りますね」。8月末に第一子となる長女・紗奈ちゃんが誕生したばかり。「妻がコースに来ている間、子どもは実家で預かってもらっています」。妻の地元でパパ初Vとなれば、最高のシナリオだ。
初優勝の2017年から7季連続で優勝(2000、2021年は統合シーズン)。これは継続中の記録としては最長で、いかに今平が安定した活躍をしてきたかが分かる。今季は2位、3位がそれぞれ1回ずつあるものの未勝利のまま、残り5試合。そろそろ記録継続を決めたいところだ。
「優勝したい気持ちはありますけど、それを意識してもあまりいいことはない。一日、一日自分のベストを尽くせれば優勝できるんじゃないかなと思うので、コツコツ頑張りたいですね」。人一倍の勝ちたい気持ちをグッと抑えて、プレー中はクールに優勝を目指す。
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