悲願のプロテスト合格を果たした池羽陽向 超・オーバースイングでもプレーンに戻せるのはなぜ?【プロが解説】

プロテスト合格を目指す選手たちがしのぎを削る「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」。全17戦のうち15戦が終了し、11月の最終戦まで毎週試合が開催される。今回紹介するのは、JLPGA最終プロテストで悲願の合格を果たした池羽陽向。今年はオーストラリアツアーに参戦したり、「全米女子オープン」に出場したり、第2戦で優勝したりと濃密な時間を過ごしている。そんな池羽のスイングを、国内女子ツアー6勝を誇り、ネクヒロの解説も務める天沼知恵子が分析してくれた。
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池羽ちゃんはうちでトレーニングを見ていますが、とにかく体が柔らかいのが特徴です。トップでこれだけオーバースイングになる選手はなかなかいません。ただ、池羽ちゃんの場合、トレーニングして体幹がしっかりしていますし、オーバースイングでもクラブを“感じられている”ので切り返し以降でオンプレーンに戻せるんです。

実は、本人はかなり気にしていて、トップを小さくしたいという話もしていました。しかし、今年オーストラリアに行ったとき、個性的なスイングながらも、ビッグスコアを叩き出す姿を目の当たりにして、「このままでいいんだ」と気づいたそうです。

私もそう思います。どんなにオーバースイングでも、クラブを感じられて、プレーンに戻せればOKなんです。池羽ちゃんのように、下半身主体で、大きな筋肉を使ってクラブを引っ張り下ろせばプレーンから大きく外れない。クラブを感じられているから、インパクト付近で手先を使って微調整もできる。形は個性的かもしれませんが、良いスイングをしていますよ。

そして、プロテスト合格おめでとうございます!

昨年の二次で落ちてゴルフを辞めさせなくて良かったと安堵してます。辞める事は簡単だけど一度世界を見てから決めてと伝えたことが良かったと思います。
オーストラリアと全米女子オープンの経験が彼女の力になったと思います。
天沼を泣かせようと頑張ってくれたんだと思います。

これからのステージでさらにステップしていってくれることを心から応援しています!

■池羽陽向
いけば・ひなた/2002年生まれ、栃木県出身。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー生。ネクヒロには22年から参戦し、23年シーズンに初優勝。今年の第2戦「CRÉATION DREAM CUP」でツアー2勝目を挙げた。

■(解説)天沼知恵子
あまぬま・ちえこ/1975年生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー通算6勝。現在は自身の経験を生かして「IMPACT A BODY」を運営。プロテスト合格を目指す選手からアマチュアまで幅広く指導し、「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」の解説も務めている。

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