カルバハルとヤマルの衝突を一蹴…スペイン代表指揮官が一連の騒動に言及「代表は大きな家族のようなもの」

 スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督がレアル・マドリードのDFダニエル・カルバハルとバルセロナに所属するラミン・ヤマルの口論について言及した。7日、スペインメディア『アス』が同指揮官のコメントを伝えている。

 ことの発端はラ・リーガ第10節レアル・マドリード対バルセロナの一戦の前にヤマルが発言した言葉だった。ヤマルは「彼らは盗み、文句を言う。僕にはわからないけど、色々している」と語り、“エル・クラシコ”直前に大きな話題を呼んだ。迎えた26日の試合ではレアル・マドリードが2-1で勝利。ヤマルは先発出場を果たしたものの、目立った活躍をすることはできなかった。

 試合終盤、バルセロナのMFペドリが2枚目のイエローカードで退場となった場面をきっかけに、両チームは一触即発の状況に。さらに試合終了の笛が鳴った後には、カルバハルがヤマルに対して“喋りすぎ”のジェスチャーを見せたことで両陣営が入り乱れ、レアル・マドリードにはレッドカード1枚とイエローカード3枚、バルセロナにはイエローカード3枚が提示されたことが明らかになっている。

 そんななか、スペインサッカー連盟(RFEF)は7日に今月のFIFAワールドカップ26欧州予選に臨む同国メンバーを発表。ヤマルは順当に選出されたものの、カルバハルは右ヒザを負傷しており選外となっている。

 デ・ラ・フエンテ監督、メンバー発表の会見内でカルバハルとヤマルの口論について問われると、「これは自然なことだ。選手たちを選べることは本当に幸運だし、彼らとはとても付き合いやすい関係だ」とコメント。さらに「クロアチア戦でゴールを決めた後、ラミンはダニを抱きしめていたのを今でも覚えているよ。それが現実としてあったことだ。スペイン代表は大きな家族のようなもので、何の問題もない」と語り、冷静な見解を示した。

 なお、スペイン代表はFIFAワールドカップ26欧州予選のグループEで開幕から4連勝中。現在は2位トルコ代表には勝ち点差「3」をつけている。11月シリーズでは、15日にアウェイでジョージア代表、18日にホームでトルコと対戦する。

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