チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が5日に行われ、アヤックス(オランダ)とガラタサライ(トルコ)が対戦した。
ここまで3試合を消化したリーグフェーズで3連敗を記録し、未だ勝ち点を獲得できないまま最下位に沈むアヤックス。直近は公式戦6試合で1勝のみと苦しい戦いが続いており、今節は不振に陥るなかでCL初白星を狙う。ホームにガラタサライを迎え撃つ一戦で、日本代表DF板倉滉はサブスタートとなった。
試合は序盤からガラタサライが攻勢を強め、立て続けに決定機を作り出す。14分に右サイドからウィルフリード・シンゴがクロスを送ると、ボックス内のヴィクター・オシムヘンが胸でコントロール。巧みなタッチで相手を翻弄し、リフティングのような形から右足でゴールを狙う。強烈な一撃は枠を捉えたが、GKレンコ・パスフィールに防がれた。
18分にはガラタサライが左サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたガブリエウ・サラが左足でアウトスイングのクロスを供給。オシムヘンが激しく体を寄せられながら頭で合わせたものの、枠の右に飛んだヘディングシュートは再度GKスフィールに弾かれてしまう。
そんななか、59分にガラタサライが均衡を破る。マリオ・レミナがペナルティエリア手前でクリアボールを回収し、複数の相手を引きつけながら右サイドに展開。レロイ・サネがカットインから左足でクロスを送ると、ファーに飛び込んできたオシムヘンがダイビングヘッドをお見舞い。アウェイチームが先制に成功した。
さらに63分、バルシュ・ユルマズの送ったクロスがユーリ・バースの手に接触。VARの介入により判定はPKへと変更され、ガラタサライが絶好のチャンスを得る。キッカーを務めたオシムヘンがゴール左下に蹴り込み、貴重な追加点を挙げた。
その後、78分に再びオシムヘンがPKを沈めてハットトリックを達成。結局、そのまま試合は3-0で終了し、ガラタサライが勝利した。なお、板倉に出番は訪れなかった。次節は25日に行われ、アヤックスはホームでベンフィカ(ポルトガル)と対戦。ガラタサライはホームでユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)と対戦する。
【スコア】
アヤックス 0-3 ガラタサライ
【得点者】
0-1 59分 ヴィクター・オシムヘン(ガラタサライ)
0-2 66分 ヴィクター・オシムヘン(PK/ガラタサライ)
0-3 78分 ヴィクター・オシムヘン(PK/ガラタサライ)
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