スコッティ・キャメロンから“ゼロトルクではない”『OC』ロートルクパターが11月14日デビュー【打ってみた】

アクシネットジャパンインクから、新作パターのアナウンス。「スコッティ・キャメロンは、『OC(Onset Center)』ロートルクパターを11月14日より発売いたします」と、同社広報。公式オンラインショップでは5日から税込90,200円で先行発売する。昨日のティザー動画で「ついにゼロトルクか」とSNSで話題になったが、キャメロンは「低トルク」と呼び「ゼロトルクではない」と説明。
「ロートルク性能と心地よい打感、そして確かなフィードバックを融合。ストローク中のフェースの開閉を抑えつつ、パッティングストロークとの一体感を高め、スクエアな動きをサポートします。新たに登場する『Phantom 11R OC』と『Studio Style Fastback OC』はそれぞれのシリーズを代表するマレット/ミッドマレットデザインにOCテクノロジーを搭載。ツアーで実証された設計が、スコッティ・キャメロンのラインアップに新たな選択肢を加えます」(同)
 
R&Dシニアディレクターのオースティ・ローリンソン氏は「近年フェース開閉を最小限にしたいゴルファーが増え、OCはそうしたニーズに応える選択肢を提供できる」と説明。シャフト軸線の延長がヘッドの重心を指し、トルクを最小限に抑えて開閉を抑制しつつも、オンセットで視界の開けたセンターシャフトとなる。
 
■打ってみると“キャメロンらしさ”も実感
 
これまで「完全フェースバランス」を作らず、敢えて僅かなトルクを発生させることで人間の感性を活かす「操作性第一主義」にも思えたキャメロンパター。「トウフロー」と呼ぶ円弧を描き、自然なフェース開閉を生じるストロークも推奨してきたが、「ゼロトルク」や「低トルク」はこれとは真逆の設計に思える。その疑問もぶつけつつ、記者も事前に試打してみたが、打ってみると納得の出来だった。
 
オンセット度合いが少なく構えやすい『Studio Style Fastback OC』の方が好印象で、1球目から「他社のゼロトルクよりストローク中にヘッドの居場所が分かりやすい」と感じた。通常パターは偏重心による「トルク」でヘッドの居場所を伝えるが、ゼロトルクは真逆になりがち。ところが、『OC』だと15gほど通常ヘッドより重く感じて、極小トルクの割に絶妙にヘッドの位置が分かりやすかった。
 
他社の「ゼロトルク」「ライ角バランス」と呼ばれるロートルクパターの多くは、ライ角70度前後の時にフェースが90度に座ってターゲットを向く反面、いざ動かすとヘッドを軽く感じて、ロングパットが届きづらいモノもあった。が、スコッティ・キャメロンはそこに「重さ」で制御しやすさと初速アップも加えるよう。シャフトの傾きは1度で違和感も少なく、重ヘッドのせいか通常のSCSフェースインサートの打感よりも幾分ソフトに感じた。(編集部M・K)

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