チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が4日に行われ、トッテナム・ホットスパー(イングランド)とコペンハーゲン(デンマーク)が対戦した。
3シーズンぶりにCLの舞台へ戻ってきたトッテナム・ホットスパーは、開幕節でビジャレアル(スペイン)を1-0で破ったものの、第2節ではボデ/グリムト(ノルウェー)と2-2、第3節では南野拓実を擁するモナコ(フランス)と0-0で引き分けており、現在は2試合連続のドローとなっている。再び勝ち点「3」を目指し、今季2度目となる本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』でのCLのゲームに臨む。
相対するコペンハーゲンは、開幕節こそレヴァークーゼン(ドイツ)と2-2のドローゲームを演じたものの、第2節ではカラバフ(アゼルバイジャン)に0-2、第3節ではドルトムント(ドイツ)に2-4で敗れており、ここまで白星がない。前日会見にも出席した鈴木淳之介が右サイドバックで先発に名を連ねた一戦、強豪相手に初白星を掴むことはできるか。
試合は19分に動く。トッテナム・ホットスパーは自陣でボールを奪ったところからカウンター攻撃へ転じると、ピッチ中央付近で前を向いたシャビ・シモンズが背後のスペースへ浮き球のボールを流し入れる。右サイド抜け出したブレナン・ジョンソンは、飛び出してきたGKを鮮やかに抜き去ると、角度がなかったものの冷静に無人のゴールに流し込み、ホームチームが先手を取った。
1点ビハインドとなったコペンハーゲンは32分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でサポートに入った鈴木が、守備ブロックの手前で右足を振り抜くが、ミドルシュートは枠の外。
このまま終盤に差し掛かると、40分にはトッテナム・ホットスパーがビッグチャンスを創出。見事な連携でX・シモンズが中央を破り、横へ渡すと、ゴール前でランダル・コロ・ムアニがフリーになったが、右足で放ったシュートは枠を捉えられない。そのコロ・ムアニは前半アディショナルタイムにも、X・シモンズのクロスボールからフリーでヘディングシュートを放ったが、ここも仕留められなかった。
トッテナム・ホットスパーの1点リードで後半へ折り返すと、序盤のうちにホームチームがリードを広げる。51分、ペドロ・ポロの蹴ったロングボールでコロ・ムアニが背後へ抜け出すと、GKドミニク・コタルスキーがクリアしようとしたボールが自らに当たって跳ね返る。ボックス内でボールを収め、マイナスへ落とすと、最後はウィルソン・オドベールが押し込んだ。
直後の55分には、マルコス・ロペスに対して足裏を見せてタックルに行ったB・ジョンソンにレッドカードが提示され、トッテナム・ホットスパーは先制スコアラーを失うこととなったが、10人となろうと攻撃の手を緩めることはない。64分、自陣でボールを奪ったミッキー・ファン・デ・フェンがドリブルを開始すると、寄せてくる相手を次々と振り切り、気がつけば相手ボックスに到着。自ら左足でシュートを沈め、リードを3点差とする。
直後の67分にはまたもカウンターアタックから、最後はジョアン・パリーニャが押し込み、トドメの4点目をゲット。後半アディショナルタイムには、デイン・スカーレットに対する鈴木のファウルで、トッテナム・ホットスパーがPKを獲得したが、リチャーリソンの放ったシュートは無常にもクロスバーを叩いた。
試合はこのままタイムアップを迎え、トッテナム・ホットスパーが今季CLにおけるホームゲームで連勝を記録。大会を通して2勝目を記録した。対するコペンハーゲンは、痛恨の3連敗。鈴木はフル出場した。
次節は26日に行われ、トッテナム・ホットスパーは敵地でパリ・サンジェルマン(フランス)と、コペンハーゲンはカイラト・アルマティ(カザフスタン)と、それぞれ対戦する
【スコア】
トッテナム・ホットスパー 4-0 コペンハーゲン
【得点者】
1-0 19分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム・ホットスパー)
2-0 51分 ウィルソン・オドベール(トッテナム・ホットスパー)
3-0 64分 ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム・ホットスパー)
4-0 67分 ジョアン・パリーニャ(トッテナム・ホットスパー)
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