強豪対決を制したのはリヴァプール! レアル守護神クルトワが好セーブ連発も、セットプレーでこじ開ける

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が4日に行われ、リヴァプール(イングランド)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。

 今シーズンのリヴァプールは、プレミアリーグ開幕から公式戦7連勝と絶好のスタートを切ったが、9月27日に行われた第6節でクリスタル・パレスに1-2で敗れると、ここからCLも含めた公式戦で4連敗。前節のCLでフランクフルト(ドイツ)を5-1で粉砕した後、再び公式戦2連敗を喫したが、直近のプレミアリーグでは白星を掴み取っており、再び連勝街道へ戻る足掛かりを得る一戦としたい。

 対するレアル・マドリードは、シャビ・アロンソ監督新体制でスタートした今シーズン、ここまで順調な滑り出しを見せている。ラ・リーガ第7節ではアトレティコ・マドリードに2-5と大敗したものの、残る公式戦では全勝中。CLでは第1節でマルセイユ(フランス)を2-1、第2節でカイラト・アルマティ(カザフスタン)を5-0、第3節でユヴェントス(イタリア)を1-0で破り、順調に勝ち点を積み重ねてきた。

 レアル・マドリードを率いるX・アロンソ監督にとっては、現役時代に活躍したリヴァプールの本拠地『アンフィールド』への凱旋となる一戦。リヴァプールに所属する遠藤航はベンチから出番を待つ。

 試合はホームチームが良い入りを見せ、10分には右サイド高い位置でのボール奪取から、ボックス内でドミニク・ソボスライからのパスを受けたアレクシス・マック・アリスターが右足を振り抜いたが、枠を捉えることはできない。対するレアル・マドリードも17分、相手の攻撃を食い止めたところからジュード・ベリンガムが中央を前進し、最後はキリアン・エンバペが右足を振ったが、シュートはジャストミートせず、大きく枠を外れる。

 以降も試合を優勢に進めたのはリヴァプール。28分、右サイド深い位置でのこぼれ球に反応したフロリアン・ヴィルツが中央へ折り返し、最後はソボスライが右足で合わせたが、ここはGKティボー・クルトワのビッグセーブに阻まれる。43分にもペナルティエリア手前右寄りの位置からソボスライがミドルシュートを放ったが、枠を捉えた一撃はまたもGKクルトワに弾き出された。

 前半はリヴァプールが主導権を握りながら、GKクルトワの牙城を崩すには至らず、0-0で終了。後半に入っても、リヴァプールが勢い良く試合に入ったが、またもGKクルトワが自らの見せ場とする。48分、左コーナーキックからフィルジル・ファン・ダイクがフリーでヘディングシュートを狙ったが、GKクルトワが驚異的な反応でゴールを死守。続くプレーでもウーゴ・エキティケが枠を捉えるヘディングシュートを放つも、GKクルトワが横っ飛びセーブ。52分のソボスライの直接フリーキックは、GKクルトワにパンチングでかき出された。

 神がかり的なセーブを連発するGKクルトワの存在によって、スコアレスで時計の針が進んだが、61分に遂にスコアが動く。敵陣右サイドでフリーキックを獲得すると、ソボスライからのボールをマック・アリスターが頭で沈める。遂にGKクルトワが守るゴールをこじ開け、リヴァプールが先手を取った。

 レアル・マドリードは反撃に出たかったが、チャンスシーンは75分にエンバペが放ったシュートシーンのみ。試合はこのままタイムアップを迎え、リヴァプールが公式戦2連勝、今季CLでの3勝目を手にした。遠藤に出番はなかった。対するレアル・マドリードは、今季公式戦を通しての2敗目を喫した。

 次節は26日に行われ、リヴァプールはホームでPSV(オランダ)と、レアル・マドリードは敵地でオリンピアコス(ギリシャ)と、それぞれ対戦する。

【スコア】
リヴァプール 1-0 レアル・マドリード

【得点者】
1-0 61分 アレクシス・マック・アリスター(リヴァプール)

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