1年前は最終テストで涙 18歳・松原柊亜が悔しさを糧に手にした“武器”「ショットが悪い時に…」

<JLPGA最終プロテスト 初日◇4日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 (岡山県)◇6464ヤード・パー72>

昨年に続き2度目の最終プロテストに挑む18歳の松原柊亜(まつばら・しゅあ)が、その時の悔しさを成長につなげた。5アンダーを記録し、3位の滑り出し。悲願の合格に一歩前進した。
目標は「イーブンか1アンダー」だったが、終わってみれば6個のバーディを荒稼ぎ。後半13番パー4の2打目で、残り150ヤードから“OK”につけた時に握っていた7番など、とにかくアイアンショットがキレた。「前半も1ピン以内が何回かあったけど、(パットが)入らなかった」と、伸びしろも感じさせるラウンドだ。

昨年も大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)で行われた最終プロテストまで進みながら、合格まで3打及ばず涙をのんだ。その時に感じたのは、「もともと上手くない」というアプローチ向上の重要性。「ショットが悪い時に、寄せきれずに苦しんでました」。そこからは特訓の日々。58度のウェッジで上げるアプローチに頼りっきりだったが、今では状況に応じて50度や54度で転がす技術も身につけ、プレーの幅が広がった。成長を感じるかと聞かれると、首を縦に振る。

2度目の挑戦になったテスト初日は、ショットが冴え、パーオン率も88.8%(16/18)だったため、練習の成果を発揮する場面は少なくて済んだ。ただ海が近い“リンクス風”のコースでは、いつ強風が吹き込んできてもおかしくはない。「そうなればグリーンを外すことも多くなるし、練習してきたことを生かしたい」。1年前よりも自信を持ってウェッジを握ることができそうだ。

「初日に悪いことが多い」というが、その鬼門もクリア。2日目以降もパーをきっちりとセーブしながら、チャンスが来れば狙っていくスタイルを貫き、合格ラインの20位以内を目指していく。(文・間宮輝憲)

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