米国女子ツアーは今週の「TOTOジャパンクラシック」(日米共催)を含め、残り3試合。最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」(20日開幕/米フロリダ州)はポイントランキング上位60人のみが出場できるエリートフィールドで、シーズンもいよいよ大詰めを迎えている。
今季は史上最多13人の日本勢が本格参戦。とりわけルーキーの活躍が目覚ましく、山下美夢有が今季2勝、竹田麗央、岩井千怜、岩井明愛も優勝を果たした。年間のポイント数(pt)によって争われる新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)争いでも日本勢が激しく争っている。
現在、トップ4を日本勢が占める中で、新人賞の可能性が残るのは山下(1342pt)と竹田(1136pt)の2人に絞られた。3位・岩井千怜(889pt)、4位・岩井明愛(813pt)は、TOTO開幕を前に賞レースから脱落となった。
山下と竹田の差は206pt。通常トーナメントでは優勝150pt、2位80pt、3位75ptと順位に応じて配分され、41位以下は一律5pt(予選落ちは0pt)となる。両者とも残り3試合すべてにエントリーしており、竹田にも逆転のチャンスは十分にある。
今週のTOTOは、竹田が連覇、山下は「メイバンク選手権」に続く2週連続優勝がかかる一戦。この結果が新人賞争いの行方も大きく左右しそうだ。
1990年に小林浩美が日本勢として新人賞を初戴冠。昨年は西郷真央が獲得した。すでに“日本勢として2年連続、史上3人目の戴冠”が確定している新人賞。最後の最後まで緊迫した賞レース争いになりそうだが、その結末は果たして?
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