ケイン、レヴァンドフスキの後釜としてバルセロナ加入を検討か…来夏に約115億円の契約解除条項が発動可能に?

 バイエルンに所属するFWハリー・ケインは、バルセロナへの移籍を検討しているようだ。2日、スペイン紙『スポルト』が報じている。

 来夏の移籍市場において、“無冠の帝王”の異名を脱した点取り屋は、ビッグネームのひとりになることが予想される。バイエルンで3年目のシーズンを迎えているFWハリー・ケインは、2027年夏までの契約を結んでいるものの、満了まで1年を切るタイミングから、契約解除条項の発動が可能となるとのこと。その金額は6500万ユーロ(約115億円)で、スペイン紙『スポルト』は「ドイツでのキャリアを終える決断をした場合に、交渉を円滑に進めることを保証している」と指摘している。

 そんなケインが、移籍先のひとつとして検討しているのがバルセロナのようだ。同紙によると、バルセロナは、現行契約最終年を迎えているFWロベルト・レヴァンドフスキとは、ケガの影響もありパフォーマンスがやや低下していることを理由に、延長オファーを提示しない見込みという。そして、この37歳の後継者として、“トップクラスの9番”の獲得を目指しているのだが、とりわけ注目しているFWフリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)は法外な解除金が設定されているため、実現は困難。また、新進気鋭の22歳FWカール・エッタ・エヨン(レバンテ/保有元はビジャレアル)は“低コスト”ではあるものの、それはあくまでも将来を見据えた賭けという位置付けで、トップターゲットにはなり得ないと伝えている。

 だからこそ『スポルト』は、「バルサは、ハリー・ケインにとって魅力的な移籍先だ」と強調。移籍金は6500万ユーロであり、バイエルンで総額2500万ユーロ(約44億円)の年俸を受け取っているものの、バルセロナもそれ相応の金額で応じることができる、と見解を示した。加えて、バルセロナのコーチ陣は、同選手の能力に疑いの余地を持っておらず、とても気に入っていることも明らかにした。

 もちろん、“古巣”のトッテナムを始めとするプレミアリーグのビッグクラブや、サウジアラビアの複数クラブが、それ以上のオファーを提示することも考えられるが、仮にバルセロナが獲得に本腰を入れれば、ケインがそれに応じる可能性はあるようだ。ただし、現時点では目立った動きは起きておらず、シーズンがほぼ終了するまで何も決定しないだろう、と報じている。

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