エル・クラシコで1ゴール1アシストのベリンガム、レアル・マドリードの最年少記録を更新!

 レアル・マドリードに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、21世紀に行われたエル・クラシコにおいて、1試合でゴールとアシストを記録した同クラブの選手の最年少記録を塗り替えた。

 ラ・リーガ第10節が26日に行われ、チャンピオンズリーグ(CL)も含めた公式戦で5連勝中のレアル・マドリードが、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』に、公式戦2連勝中のバルセロナを迎えた。試合は前半の22分に動き、ピッチ中央やや右寄りの位置でボールを受けたベリンガムが、巧みなターンからバルセロナの最終ラインを破るスルーパスを通すと、絶妙なタイミングで抜け出したフランス代表FWキリアン・エンバペがきっちりと仕留め、レアル・マドリードが先手を取る。

 1点ビハインドとなったバルセロナも38分、敵陣高い位置でのボール奪取から、ボックス左へ侵入したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが中央へ折り返し、最後はスペイン代表MFフェルミン・ロペスが右足で同点ゴールをゲット。それでも43分、左サイドを縦に破ったブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのクロスボールを、同代表DFエデル・ミリトンが頭で折り返し、最後はフリーになったベリンガムがダイレクトで流し込み、レアル・マドリードが勝ち越して前半を終えた。

 後半に入ると52分、レアル・マドリードがPKのチャンスを獲得したものの、エンバペの放ったシュートは元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーに阻まれ、得点とはならない。以降はバルセロナが攻撃に出る形を作ったが、レアル・マドリードも安定した守備で隙を見せず、2-1でタイムアップ。昨季、公式戦のエル・クラシコで4戦全敗と苦しめられた“宿敵”を、レアル・マドリードが撃破した。

 同試合で90分までプレーしたベリンガムは、前記のとおり、1ゴール1アシストでレアル・マドリードが挙げた全2得点に直接関与する活躍を披露。データサイト『Opta』によると、21世紀に行われたエル・クラシコにおいて、レアル・マドリードの選手として得点とアシストの双方を記録した最年少の選手になったという。

 これまで、エル・クラシコの1試合の中で、最年少でゴールとアシストをマークした選手はヴィニシウスだった。ヴィニシウスは、2022-23シーズンのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグ(○4-0)において、自ら先制ゴールを奪っただけでなく、終盤には元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)の4点目をアシスト。この試合でのヴィニシウスの年齢は、22歳と267日だった。

 今回、22歳と119日でエル・クラシコのピッチに立ち、1ゴール1アシストを記録したベリンガムは、ヴィニシウスの持つ記録を更新。今回のエル・クラシコの“主役”が、また1つ新たな記録を打ち立てた。

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