プレミアリーグ第10節が1日に行われ、トッテナム・ホットスパーとチェルシーが対戦した。
今シーズンは開幕から結果が出ており、現在3位につけるトッテナム・ホットスパー。前節はアウェイでエヴァートンに3ー0で快勝を収めたものの、ミッドウィークにはカラバオカップでニューカッスルに2−0で完敗に終わっていた。チャンピオンズリーグ(CL)のコペンハーゲン戦も控えているだけに、良い結果を残したいところ。日本代表DF高井幸大はメンバー外となっている。
対するチェルシーは現在9位。前節は好調サンダーランドに1ー2で敗れており、リーグ戦の連敗は避けたいところ。カラバオカップではウルヴァーハンプトンとの打ち合いで3ー4となんとか勝利を収めていた。直近の10試合で5試合退場者を出すなど難しい戦いを強いられている中で、今節はどんなパフォーマンスを見せるか注目が集まる。
ロンドン・ダービーとなったこの戦い。立ち上がりから熱の入った展開となる中、開始早々にトッテナム・ホットスパーにアクシデント。3分に至近距離で相手の蹴ったボールを頭部に受けたルーカス・ベリヴァルが倒れ込むことに。脳震とうの疑いがあった中で、一旦はピッチに戻るもプレー続行不可能に。7分でシャビ・シモンズと交代することとなった。
互いに譲れない戦いは、激しいデュエルが各所で起こりヒートアップ。そんな中、先制に成功したのはアウェイのチェルシーだった。34分、敵陣でモイセス・カイセドがプレスをかけてボールを奪い切ると、最後はジョアン・ペドロが蹴り込み先制に成功する。
鋭い守備から先制点を奪ったチェルシーは、しっかりとボールを握りポゼッションを高めつつ、スペースを使うカウンターでゴールを目指していく。対するトッテナム・ホットスパーは我慢の時間帯が続くことに。前半アディショナルタイムにはリース・ジェームズに対してロドリゴ・ベンタンクールが激しいタックルを見舞い一触即発状態に。しかし、ここはイエローカードで済み、白熱し続けた戦いは、チェルシーの1点リードで前半を終えた。
後半はビハインドのトッテナム・ホットスパーが積極的にゴールに向かっていく展開となり、チェルシーは前半同様に相手陣内でのハイプレスからショートカウンターで反撃に出ていくこととなる。ハイテンションのまま試合が進む中、トッテナム・ホットスパーは60分にベンタンクールとケヴィン・ダンソを下げて、リチャーリソンとクリスティアン・ロメロを投入。リチャーリソンをトップに置き、ランダル・コロ・ムアニを左サイドに配置し流れを変えに行く。
流れを変えたいトッテナム・ホットスパーだったが、チェルシーが局面での勝負で上回り、ゴールへ向かう迫力も勝ることに。互いにぶつかり合う戦いはイエローカードが乱発する展開となる中、チェルシーリードのまま終盤へ。そのチェルシーは後半アディショナルタイムに2度の決定機を迎えたが、ジェイミー・バイノー・ギテンス、ジョアン・ペドロのシュートは入らず、試合を終わらせることができない。トッテナム・ホットスパーもゴールへの意欲を見せるが、最後までネットを揺らすことができずにタイムアップ。ロンドン・ダービーはチェルシーに軍配が上がった。
【スコア】
トッテナム・ホットスパー 0ー1 チェルシー
【得点者】
0ー1 34分 ジョアン・ペドロ(チェルシー)
【動画】カイセドの見事なプレスから最後はジョアン・ペドロ!
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