チェルシー、10代の3選手が得点! CLでもプレミアでも史上初の記録

 若手主体のチェルシーがまた新たな記録を樹立した。22日、イギリスメディア『BBC』や欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』などが伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が22日に行われ、チェルシーはアヤックスと対戦。15分から数的有利に立つと、18分にマルク・ギウが先制点を挙げた。さらに、27分にはモイセス・カイセドのシュートが相手DFに当たってリードを広げると、33分にはPKから1失点を喫したものの、45分にはエンソ・フェルナンデスが、45+6分にはエステヴァンがそれぞれPKを決めたほか、48分にはタイリーク・ジョージにも得点が生まれ、5-1で快勝した。

 2022年5月に現オーナー体制となったチェルシーは若手中心のチーム作りを進めており、この試合では24歳以下の選手10人でスタメンを構成。これはイングランドのチームでは2009年12月のアーセナル以来、CL史上2番目に若いスタメンとなった。

 また、昨シーズン開幕から29歳以上の選手を起用していないチェルシーは、この試合で21歳以下の10選手に出場機会を与えたほか、19歳291日のマルク・ギウがCLでのチェルシー史上最年少ゴールを記録したが、33分後には18歳181日のエステヴァンがこの記録をすぐさま更新し、CLでのクラブ最年少得点者となった。

 さらに、マルク・ギウ、エステヴァンに続いて後半開始早々にジョージもゴールを決めたことで、チェルシーはCL史上初めて10代の選手が3人も得点を挙げたチームになったという。なお、データサイト『OPTA』によると、プレミアリーグが開幕した1992-93シーズン以降、プレミアリーグのクラブが全公式戦で1試合に3人の10代の選手が得点を挙げた初の試合になったことも伝えられている。

 そして、この試合で1アシストを記録したジェイミー・バイノー・ギテンスは、エデン・アザール氏の記録を更新し、CLの試合で5回以上のチャンスを演出した最年少選手(21歳75日)に。加えて、レジー・ウォルシュはチェルシー史上CLでの最年少出場選手(17歳2日)となり、イングランド人選手としては2008年11月のジャック・ウィルシャー氏(16歳329日)に次いで、CL史上2番目に若い選手であることも明らかになっている。

【ハイライト動画】チェルシーvsアヤックス

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