人生を変える勝利 推薦出場の23歳がプロデビュー戦V「本当に驚いている」

<バンク・オブ・ユタ選手権 最終日◇26日◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇7421ヤード・パー71>

23歳のマイケル・ブレナン(米国)が、プロ初出場となった「バンク・オブ・ユタ選手権」で圧巻のプレーを見せた。
最終日に「66」をマークし、2位に4打差をつけてツアー初優勝。来季から戦う予定だった下部ツアー(コーン・フェリーツアー)を飛び越え、PGAツアーメンバーへの昇格を果たした。

バージニア州出身のブレナンは名門ウェイクフォレスト大で活躍した。大学生を対象としたPGAツアー・ユニバーシティで12位に入り、2024年にプロ転向。以降は3部のPGAツアー・アメリカズを主戦場にしており、PGAツアーへの出場は今大会が初めてだった。

スポンサー推薦からの優勝は、2024年1月「ザ・アメリカンエキスプレス」でニック・ダンラップ(米国)が記録して以来。出場3試合以内(アマチュア時含む)での勝利は、1970年以降で史上7人目の快挙となった。

「勝てたことは本当に驚いている。今週出場させてくれたトーナメントディレクター、推薦出場担当の方々に心から感謝している。すばらしい結果になったし、これからの戦いにとてもエキサイトしている」と、ブレナンは興奮気味に語った。

この勝利の恩恵は大きい。PGAツアーの2年間シード権に加え、来季の「全米プロ」「ザ・プレーヤーズ選手権」、4月のシグネチャーイベント「RBCヘリテージ」の出場権も獲得した。

この勝利で世界ランキングは111位から50位内にジャンプアップする見込み。12月末まで50位内をキープできれば、来季の「マスターズ」出場権も獲得できる。ブレナンは、PGAツアーが描く“新世代スター誕生のロードマップ”を、まさに理想的な形で歩み始めた。(文・武川玲子=米国在住)

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