東名高速「横浜の新IC」整備形態あきらかに! “屈指の混雑IC”に至近 今はまだ何もない「広大な土地」へ

横浜市が瀬谷区で街づくりを進める「旧上瀬谷通信施設地区」。そこに設けられる「東名高速の新IC」について整備概要が明らかになりました。

ほぼ「第二の横浜町田IC」に?

 横浜市が瀬谷区で街づくりを進める「旧上瀬谷通信施設地区」。そこに設けられる「東名高速の新IC」について整備概要が明らかになりました。

 旧上瀬谷通信施設は2015年に返還された米軍施設の跡地です。約242ヘクタールという広大な土地の一部を活用し、2027年には「GREEN×EXPO2027」(2027年国際園芸博覧会)が開催されます。会場アクセスやその後の街づくりを見据え、道路などの整備や土地利用の検討が進められています。

 この一環で、近くを走る東名高速と旧上瀬谷通信施設地区を直結する新ICの整備が2022年に明らかとなりました。今回、2025年10月発行の「旧上瀬谷通信施設地区まちづくりニュース第8号」にて、道路の線形や、構造などの施設計画案を公表しています。

 東名高速との接続点は、横浜町田ICから静岡寄り約1.5kmほどの位置となる見込みで、東京方面・名古屋方面に乗り降りができるICとして整備されます。一般道の出入口は本線の東側に位置する旧上瀬谷通信施設地区に設けられます。

 本線から高架橋で分岐したランプは、一気に地下トンネルへ入り、上瀬谷地区の「農業振興地域」ゾーンをくぐり環状4号線と立体交差。地上の料金所を経て、環状4号線の東側に並行して整備される「上川井瀬谷1号線」に接続します。地下トンネルは農業振興地区の営農環境への影響を極力少なくする設計だそうです。

 上川井瀬谷1号線からは「八王子街道」、ならびに国道16号「保土ヶ谷バイパス」の上川井ICがすぐです。このため、保土ヶ谷バイパスが接続し、東名でも屈指の混雑ICとなっている横浜町田ICの代替としても使えるかもしれません。

 なお、新ICの料金所および地上ランプは旧上瀬谷通信施設地区の「物流地区」に面します。ここには、「高速道路インターチェンジからの直結路により自動運転トラックの受入れを可能とする」新たな物流施設が設けられる予定です。この施設は2027年秋以降の着工、2031年頃の竣工が予定されており、新ICの整備もそれに遠くない時期と考えられます。

 東名高速の新ICについて横浜市は、「環境影響評価の手続きを進めるとともに、(2025)年度内に都市計画手続きに着手していきます」としています。

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