阪神CSシリーズ進出にある”裏エピソード” 勝みなみは粘りの『69』に「ゴルフのレベルが上がってきている」

<BMW女子選手権 3日目◇18日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>

今大会でもいつものルーティンは欠かせない。大好きなプロ野球・阪神タイガースの試合を、夕食時にタブレットで観戦する。今週はクライマックスシリーズファイナルシリーズの真っ最中。大会2日目(17日)夜には、2年ぶりの日本シリーズ進出を見届けた。
「見ました。さいっこう」と笑顔を見せつつ、こんなエピソードも明かす。選手用ホテルのビュッフェ形式のレストランで、食事をとって席に戻ってきたら、佐藤輝明内野手の決勝打(3ラン)を見逃した。「3点が入っていた(笑)。ハイライトで見て、すごいな~痺れる~って。4番はサトテルしかいない」。横浜DeNAベイスターズを相手に3連勝。ストレートで進出を決めて大興奮だ。

その翌日に、勝も奮闘した。立っているのさえ大変な強風下のなか、5バーディ・2ボギーの「69」と伸ばした。インからスタートし、ピンに絡めた11番、3打目がカップをくるりと回った12番パー5と連続バーディが先行。ボギーも出ながら、「ずっと粘って」迎えた後半7番では7メートルを決めて60台をマークした。

最終9番では、バーディパットを打つ前に、構えたアドレスを3度外した。「風がびゅっと吹いたら(フェースに球が)当たっちゃう。揺れていて、一回はコロってなった」。そんなタフなコンディションで3日連続で赤字を並べ、トータル8アンダー・21位タイまで上げた。

「耐えるのってすごい大事。どんな状況でも、悪い時でもいい時でも、ピンチは来る。そこで耐えてバーディを取るというゴルフがきょうもできていた。少しずつゴルフのレベルが上がっているなと感じた」。先週の「ビュイックLPGA上海」ではプレーオフの末2位。手応えばかりが増えてきている。

上位に食らいついていきたい。「粘った人が上位にいけると思う。あしたも耐えて、バーディをひとつでも多くとって上位にいけたら」と意気込んだ。(文・笠井あかり)

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