今季初の“デア・クラシカー”は首位バイエルンが制す! 2位ドルトムントは1点差に迫るもあと一歩及ばず

 ブンデスリーガ第7節が18日に行われ、バイエルンとドルトムントが対戦した。

 今季初の“デア・クラシカー”は、首位バイエルンと2位ドルトムントによる頂上対決となった。その勝ち点差は「4」。バイエルンはここまでリーグ戦全勝をキープしており、ドルトムントは4勝2分とこちらもリーグ戦無敗を維持。バイエルンにとっては突き放すチャンスであり、ドルトムントにとっては勝ち点差を縮めたいところだった。

 試合はバイエルンがボールを支配し、主導権を握っていこうとする。対するドルトムントは守備ブロックを構え、カウンターの機会を伺っていく。均衡が破れたのは22分、世界屈指のストライカーがまたしても決めた。左CKのチャンスからハリー・ケインがヘディングでネットを揺らし、バイエルンが先制した。

 一方、ドルトムントはバイエルンの前に敵陣までボールを運ぶことができず、シュートの場面まで持ち込めない状況が続く。ケインの得点以降、両チームに得点は生まれず、バイエルンの1点リードで前半を終えた。

 後半に入ってからはドルトムントがよりプレスを仕掛け、攻撃のリズムも生まれていく。その結果、前半とは対照的にドルトムントが攻勢を強め、バイエルンは守備に回る時間帯が続くようになる。

 しかし78分、自陣からDFラインの背後へケインが対角のロングフィードを送ると、ルイス・ディアスが左サイドでトラップし、ボックス内に侵入してGKとDFラインの間にクロスを通す。これをジョーブ・ベリンガムがクリアしようとしたところにミカエル・オリーズが猛チャージ。ボールをゴールに押し込み、バイエルンがリードを2点に広げた。

 しかし、ドルトムントもこのままでは終わらない。84分、ユリアン・リエルソンが敵陣深くの左サイドからクロスを送ると、ユリアン・ブラントが左足で合わせ、ドルトムントが1点差に迫った。

 しかし、試合はこのままタイムアップ。バイエルンがドルトムントとのデア・クラシカーを2-1で制した。

 次節は、どちらもチャンピオンズリーグ(CL)の試合を挟んで行われる。バイエルンは、22日にCLリーグフェーズ第3節でホームでのクラブ・ブルッヘ(ベルギー)戦に臨み、25日にアウェイでボルシアMGと対戦。ドルトムントは、21日にCLリーグフェーズ第3節でアウェイでのコペンハーゲン(デンマーク)戦後、25日にホームでケルンと対戦する。

【スコア】
バイエルン 2-1 ドルトムント

【得点者】
1-0 22分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-0 78分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)
2-1 84分 ユリアン・ブラント(ドルトムント)

【動画】バイエルンvsドルトムント ゴール集!

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