「魂込めたパット」でガッツボギー締め 馬場咲希は6月以来のトップ10入りへ前進

<BMW女子選手権 2日目◇17日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>

最終18番、馬場咲希の2打目は薄い当たりでガードバンカーにつかまった。アゴが高くてピンはショートサイド。さらに「ミスをしてしまって」と1度では出ず、傾斜で戻ってきてしまった。
それが目玉になり、残ったボギーパットは5メートル。「(目玉から)ボギーで上がる道を探そうと思ってやったけれどミスをした。その前までいいプレーができていたので、最後はどうにかボギーで上がりたいと。魂を込めたパットでした」。そんな気持ちがボールに乗り、カップに吸い込まれるナイスボギーフィニッシュだった。

4打差7位から出た2日目は、畑岡奈紗と同組でプレー。強風のなか畑岡はボギーフリーの「65」をマークし、トータル12アンダー・5位に浮上した。馬場もそれについて肩を並べていたが、中盤からはいくつかのボギーで背中を追いかける形になった。

「ショットでバーディチャンスにつける回数が多かった。さすがだなと思いました。私もああいうゴルフがしたい」とポツリ。昨年は米女子下部エプソン・ツアーを主戦場にし、今年から米ツアーを戦う20歳のルーキーは、米9年目の先輩の姿から多くを学んだ。

とはいえ、馬場も6バーディ・3ボギーの「69」でプレー。強風下のなかでも連日の60台をマークし、トータル9アンダー・11位タイにつけた。吉田優利とペアを組んだ6月のダブルス戦「ダウ選手権」以来のトップ10入り、そして優勝争いを見据える位置で折り返す。

「きのう、きょうとバーディも取れているし、最近の内容を考えると本当にいいゴルフができている。あしたから2日間も伸ばせるようにしたい」。ポイントランキング65位の現在、目下の目標はトップ60までが出場できる最終戦への切符をつかむこと。「最終戦は出たいので意識していきたい」と気合いを入れる。(文・笠井あかり)

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