
<スタンレーレディスホンダ 2日目◇11日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6435ヤード・パー72>
初日をトータル4アンダーの16位タイで終えていた原英莉花だったが、2日目は一転、3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「76」。雨が降り続いた天候と同様、大荒れの一日になった。現時点でカットラインに2打及ばないトータルイーブンパーで2日間を終え、予選落ちが確実となった。
ラウンド後は、開口一番「寒かった~」。傾斜に切られた厳しいピンポジションに苦しめられ、思うように決まらないパットに「フラストレーションが溜まりました」と話す。12番でダブルボギーを叩くなど、一時はトータル2オーバーまで後退した。
ただ、16、17番で連続バーディを奪取。「残り5ホールは、2打目を入れる気持ちで打ってましたけどダメでしたね」。最終18番はイーグルならカットライン上に再浮上だったが、パーで終わってしまった。
米下部のエプソン・ツアーを主戦場にした今季、ここが初の日本ツアー出場だった。「もっとファンのみなさんにいいプレーを見せたかった」と悔しさは残る。それでも「応援してもらっていることを実感できました」と、初日、そして雨のなかでも声援を送ってくれたギャラリーに感謝する。
今後の日本ツアー出場に関しては、「まだ分からない」と話したが、参戦への意欲ものぞかせた。すでに日本ツアーのシードは返上しているため、推薦出場になるが、それを模索することになりそうだ。
ここからは、米ツアーを主戦場にする来年への準備も本格化。「おいしいものを食べてゆっくりしたいけど、トレーニングもします。トレーナーと一緒に、来年に向けてやっていきます」。表情は前向き。おどけた様子を見せるなど、元気な姿も印象的だった。まずは異国での長かったシーズンの疲れを癒し、“次”を見据えていく。