「日本一の川幅」貫く道路が“拡幅”へ 国道17号バイパス整備で機能強化 関越道までぜんぶ4車線に!

埼玉県北本県土整備事務所が「鴻巣都市計画道路3・4・4号生出塚新御成橋線」の都市計画変更資料を公開。「川幅日本一」の区間を貫く道路が拡幅されます。

「川幅日本一」を貫く道路が拡幅へ

 埼玉県北本県土整備事務所は2025年9月30日、前月に実施した「鴻巣都市計画道路3・4・4号生出塚新御成橋線」の都市計画変更原案についての地元説明会の開催結果と資料を公表しました。

 生出塚新御成橋線は、東松山市、吉見町、鴻巣市を東西に結ぶ県道「東松山鴻巣線」の一部です。このうち吉見町と鴻巣市のあいだは、荒川の川幅が「2537m」とされ「川幅日本一」の標柱が道路上に立っています。

 都市計画変更の対象区間は、この「川幅日本一」区間を含む、荒川に架かる「御成橋」前後の約1.4kmです。

 なお、この川幅日本一の数値は、「荒川左右岸の計画高水位での堤防間の距離」を示しています。いわば“洪水の危険が高まるギリギリまで川の流量が増えたときの川幅”で、実際にはその「川」のなかに田園が広がり、一部集落も形成されています。

 荒川東側のエリアでは現在、「上尾道路」の整備が進められています。上尾道路は東京から群馬まで通じる国道17号バイパスの一部ですが、圏央道の桶川北本ICから鴻巣市箕田(みだ)までのあいだが“最後の未整備区間”となっており、将来的に極めて重要な幹線道路となります。

 4車線でつくられる上尾道路の整備に伴い、東松山鴻巣線も4車線化が計画されています。今回の区間の都市計画変更がなされれば、上尾道路より西側は国道254号バイパス、ひいては関越道の東松山ICまでの全区間4車線化にメドが立ちます。

 県土整備事務所によると、東松山鴻巣線の拡幅は現道の北側に2車線を新設し、幅員は16mから24.5mに。上尾道路との交点は平面交差になる見込みだと説明しています。

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