
<ロッテ選手権 事前情報◇30日◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6566ヤード・パー72>
渋野日向子が米ツアーのシード権獲得に向けた重要な戦いに挑む。現在のポイントランキングは102位。残り2試合でシード圏内の80位以内を目指す。大会を放送するWOWOWのインタビューで、渋野は言葉に力を込めた。
2週間前の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」は、悪天候により第2ラウンド以降が中止。4アンダーで初日を終えていただけに、「本当に悔しい試合だった。天気のことですし、どうしようもないんですけど、いいゴルフが一日できていたので」と無念さをにじませた。
それでも、「すごく前向きな気持ちでオフの週を迎えられました。日本に帰って休憩しながら、ゴルフもしっかり練習できた」と充実した時間を過ごした。
今大会の舞台はハワイのホアカレイCC。「毎年風が強いのがホアカレイの印象。練習ラウンドでも強い中で練習しているので、試合の時はどうなるか分からないですけど、友達になりたいなと思います」と強風攻略をテーマに掲げる。
コースコンディションについても、パスパラムの目の強さを意識している。「グリーンも本当に仕上がっているとは思いますが、止まるところは止まりますし、そこは風次第かなと。目もしっかりあるので、そこはキャディさんと会話しながらできたらいいかなと思います」と話した。
「調子は悪くないと思うので、この気持ちのまま試合に臨みたい。シーズン終盤で寂しい気持ちもありますし、厳しい立場ではありますが、少しでも楽しみながら試合ができたら」と前を向く。
渋野にとって、残すは今大会と11月の「アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン」。この2試合でシード圏内の80位(カテゴリー1)、あるいは限定的な出場権が手に入る100位までの準シード(カテゴリー11)確保を目指す。「しっかり4日間戦って、上で終われるように。いいプレーができるように頑張ります」。南国ハワイで渋野の正念場が始まる。