
<ウォルマートNWアーカンソー選手権 最終日◇21日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>
幻の首位となってしまった。米国女子ツアーでは自身初の首位発進を決めた勝みなみだったが、悪天候のため競技不成立となった。
「しょうがない。雨の状況を見たときに“もしかしたら”という心の準備はできていた。大会側がきちんと話し合って決めたことだと思うので、切り替えて、次から頑張りたい」
初日に「63」をマークして、サラ・シュメルツェル(米国)と並ぶ8アンダー・首位発進を切った。だが、悪天候により46分しかプレーが行われなかった2日目は、勝は午後組で、大会の状況を見守りながらホテルで待機。勝はスタートすることができなかった。
きょう21日(日)の再開に向けて準備していたが、「初めて雷の音で起きた。(普段は)あまり近くに落ちても起きないけれど、すごく怖くて目が覚めた」と、安心して眠りにつけなかったことを明かす。そして今朝、「水たまりができていた」とコースの状況を確認。残念ながら、競技不成立が決定した。
優勝のチャンスが近かったことに悔しさをにじませながらも、「8アンダーを出せたのは自信になった」と振り返る。「まだまだいけるなと思えた1週間。ハワイもあるし、アジアもある。予選通過を目指すところではあるけれど、いい状態で臨めると思うので、楽しんでやりたい」と前向きな言葉で話した。
1週間のオープンウィークを過ごし、次戦はハワイで行われる「ロッテ選手権」。そして日米共催「TOTOジャパンクラシック」などのアジア4試合へと向かう。このリベンジをする機会はきっと、すぐ訪れるはずだ。