警察庁「この車がよく盗まれます!」激増の盗難手口「CANインベーダー」に被害に遭いやすいクルマの種類を公表!

便利なスマートキーが突然作動しなくなるトラブル。大抵の場合は電池切れですが、稀にほかの原因でかなり困るケースもあります。

車両のネットワークに侵入する新たな手口

 警察庁は2025年9月19日、「CANインベーダー」による自動車盗難が多発しているとして、公式X(旧Twitter)を更新し、特に被害の多い2車種を公表しました。

 盗難被害が多いとして警察庁が挙げたのは、トヨタのランドクルーザープラド(旧モデル)およびアルファード(30系)です。

 ランドクルーザープラドに関しては、TRJ150W(ガソリン)およびGDJ150W(ディーゼル)の型式が、アルファードについては、AYH30W(ハイブリッド)、GGH30W(ガソリン)、AGH30W(ガソリン)の型式が特に狙われているといいます。

 警察庁は、「今、狙われている車はこれだ!」との見出しとともに車両の写真を掲載し、「CANインベーダー等による自動車盗難が多発しています。複数の防犯対策を講じて、大切な車を守りましょう」と呼びかけました。

 なお、「CANインベーダー」とは、車両の配線に専用端末を直接接続し、車内に張り巡らされたネットワーク(CAN)に不正侵入することで、鍵の解錠やエンジンの始動を行う盗難手口です。

 スマートキーが発する微弱な電波を特殊な機器で中継し、鍵が近くにない状態でもドアロックを解除する「リレーアタック」と同様に、車両に傷をつけずに犯行が可能な点が特徴で、ここ数年で急増している手口です。

 対策としては、ステアリングロックやタイヤロックなどの物理的な防犯装置の導入が推奨されています。

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