今夏の日本&世界ジュニア制した14歳の逸材がツアーデビュー 姉妹で注目アマの岩永梨花「耐えるゴルフで予選を通りたい」

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前情報◇18日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6600ヤード・パー72>

7月に14歳になったばかりのアマチュア、岩永梨花(兵庫・塚口中2年)がツアーデビューする。コース入りした16日に18ホールをラウンドし、翌日はアウトの9ホールをしっかりチェック。コースの印象を尋ねると「距離が長いです」と苦笑いし、「調子はあまりよくないけど、耐えるゴルフをして予選を通りたい。アンダーパーで回りたいです」と元気よく話した。
3学年上の姉の杏奈(大阪桐蔭高2年)は昨年の「日本女子オープン」でローアマを獲得し、日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームにも選ばれている逸材だが、妹も負けてはいない。8月31日に行われたジュニア予選会(12~14歳の部)に優勝して今回のツアー切符を手にするなど今夏の急成長ぶりには目を見張るものがある。

姉とともに出場した7月に米国で行われた「世界ジュニア」は姉妹Vを達成。プレーオフ1ホール目にバーディを決めて、初出場で世界一の座に就いた。8月の「日本ジュニア」(12~14歳の部)は最終日の最終ホールでバーディを奪って優勝。これも初出場Vだった。その4日後には香川で行われた「エリエールレディスアマチュア選手権四国大会」を制し、11月の「大王製紙エリエールレディス」の出場権をゲット。この試合では「64」の自己ベストをマークしたが、「後半のインでハーフの自己ベストも出ました。『28』です。10番がパーで、11番から全部バーディでした」とうれしそうに笑った。

まさに上り調子で迎えるツアーデビュー戦。「でも、調子が良かったのは8月までで、日本ジュニアのころまではショートパットもよく入ってくれた。最近はショットは曲がるし、パットもダメなんです」。そう話すとちょっぴり表情は暗くなったが、「攻め方とかマネジメントとか、いろんなことをプロの選手から学びたい」と目を輝かせる。

6月の「宮里藍 サントリーレディス」では、出場した姉のキャディとしてロープの内側でプロのトーナメントを初めて経験。「緊張はすると思うけど、試合の雰囲気はサントリーでわかっているので」と臆することなくプロに挑んでいく。今の悩みは「もう止まったかも。160センチはほしかった」という156センチの身長だけ。ゴルフはグングンと成長中の14歳は、午前7時15分にアウトの第1組からデビュー戦のスタートを切る。(文・臼杵孝志)

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