新たな競技人生を歩む元巨人軍・原辰徳 現役時から変わらぬ“サムライの精神”「天下を取りたいのなら…」

<日本シニアオープン 事前情報◇17日◇相模原ゴルフクラブ(神奈川県)◇6997ヤード・パー72>

今年のシニア日本一決定戦に、日本ゴルフ協会(JGA)の特別承認を受けた読売ジャイアンツ元選手で監督の原辰徳が参戦する。開幕前のインタビューでは、大会への意気込みとともに“アスリート魂”を感じさせる言葉があった。
それは、『得意クラブはなんですか?』という質問に対しての回答だ。「(得意なクラブが)できればいいなと思いながらいつもやっているのですが、野球のグラブ、バットもそうだったんですけど、“大事に磨く”。それは意識をしています。道具を粗末に、あるいは汚れているような状況にしてる人に、野球の世界では、上手い人はいなかった。したがって、ゴルフも同じであろう、と」。

原にとって道具の手入れは現役時代からの習慣だ。「上手くなりたいのであるなら、天下を取りたいのであるならば、やはり“刀を磨く”ということでしょう」。戦国時代、侍たちが戦に備えて刀を磨いたように、野球やゴルフはもちろん、他競技でも“武器”を大事にする精神は大事というわけだ。その状態次第で、結果も左右される。ゴルフクラブの1本、1本を大切に扱う姿勢からは、野球時代から変わらぬスポーツマンシップがうかがえる。

また、原は今年「関東シニアゴルフ選手権」、「関東ミッドシニアゴルフ選手権」にも出場し、2大会とも10月序盤に行われる決勝ラウンドに進んでいる。「アマチュア競技ではありますけど、競技は面白いですね。とても面白い。僕ら、団体スポーツというものをずっとやってきたもんですから。(ゴルフも)広い意味では団体スポーツではあるけれども、違った形の個人戦というのは、非常に新鮮です」と新たな競技人生を楽しんでいる。(文・高木彩音)

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