「日本最大級」の橋まもなく完成へ! 新東名のメチャ高い難所つなぐ道路 その名前は?

NEXCO中日本と神奈川県の山北町は、新東名の未開通区間に建設している新しい橋の正式名称を発表しました。

日本最大クラスの巨大アーチ橋 公募で名前が決まる!

 2025年9月15日、NEXCO中日本と神奈川県の山北町は、新東名高速道路の未開通区間に架かる新しい橋の名称が「山北天空大橋(やまきたてんくうおおはし)」に決定したと発表しました。

 山北天空大橋は、丹沢山地の「河内川」を跨ぐ橋で、整備中である新東名の新秦野IC(インターチェンジ)~新御殿場IC間の一部として建設されています。これまでは通称「河内川橋」と呼ばれていましたが、このたび公募によって正式名称が決定しました。ちなみに、応募総数は1022件におよび、同日には記念式典も開催されています。

 山北天空大橋は「バランスドアーチ橋」と呼ばれる構造で、長さは上り線が771m、下り線は692m、最大支間長(橋脚と橋脚の間の長さ)は220mとなっています。また、建設地は非常に谷深い地形であるため、川面からの高さは約125mに達します。同構造の橋では日本最大級の規模を誇り、その大きさは、山ひとつ離れた国道246号からも確認できるほど巨大です。

 架橋工事は、崖になった川岸の両方にそびえる橋脚から、アーチ状の橋桁を“やじろべえ”のように延長する手法で進められています。橋桁は両側から少しずつ延びており、双方を橋の真ん中でつなげる「閉合」まで残りわずかという状況です。また、山北天空大橋のすぐ西側には「山北スマートインターチェンジ(仮称)」も新設される予定です。

 新秦野IC~新御殿場IC間の約27kmは、新東名の“最後の未開通区間”で、2027年の完成を目指しています。現状では、東名が通行止めとなった場合、並行する国道246号で渋滞が頻発していることから、開通による周辺地域の混雑緩和も期待されています。

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