
<マイナビカップ 最終日(一日競技)◇11日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6351ヤード・パー72>
6バーディ・2ボギーの「68」をマークした桑村美穂が、初出場初優勝を挙げた開幕戦以来となるマイナビ ネクストヒロインツアー通算2勝目を挙げた。
パター以外は中学3年からサポートを受けるダンロップで統一。特に、昨年から使うスリクソンの『ZXiドライバー』を勝因に挙げる。
同月2日に行われた日本女子プロゴルフ協会の2次プロテスト(A地区)を16位タイで突破。その時は「ティショットが不安定で、あまりチャンスにつける場面が少なかったんですけど、今回は安定していた。その分セカンドでチャンスの回数が多くなったかな」。176cmの恵まれた体格で、ドライバーの平均飛距離は240~50ヤードを誇る。今大会ではそのパワーを生かし、スタートから4連続バーディを奪った。
「ショットが得意なのでアイアンは多め」と、ピッチングウェッジから5番アイアンまでバッグイン。「なるべく寄せて、なるべくチャンスにつけたい」と話す通り、今大会でも得意のショートアイアンでピンを積極的に狙った。
この1年は石井忍コーチの元で「安定感」をテーマに練習を重ねてきた。「昨年は1回ボギーを打つと、そのままズルズルいっちゃう感じがあったけど、今年は気持ちの切り替えが上手くなった」と成長を感じている。11月に行われる最終プロテストに向けて、「ショットは今のいい調子を継続できるように頑張りたい。あとはパターの凡ミスがないように、焦らず落ち着いてやりたいと思います」。確かな成長とともに3度目の挑戦に挑む。
【桑村美穂の優勝セッティング】
1W:スリクソン ZXi(9.0° TOUR AD GC-5 R1)
5,7W:スリクソン ZXi(18,21° TOUR AD GC-6 S)
4U:スリクソン ZXi(22° TOUR AD VF HYBRID 75-S)
5I~PW:スリクソン ZXi5(N.S.PRO 950GH S)
48,54,58°:クリーブランド RTZ
PT:オデッセイ ホワイト・ホットOG ロッシー
BALL:スリクソン Z-STAR