年間85万人が訪れる名所へ! 半世紀ぶりに“参拝路線バス”復活! 紅葉シーズンに向けて運行開始

静岡の秋葉バスサービスと小國神社が、路線バス「小國神社線」(愛称「小國神社・開運線」)の実証運行を始めます。

「小國神社・開運線」を10月から運行

 静岡鉄道グループの秋葉バスサービスと遠江国一宮の小國神社(静岡県森町)は2025年9月10日、路線バスの小國神社線(愛称「小國神社・開運線」)を10月から実証運行すると発表しました。

 小國神社は年間約85万人が訪れる県内屈指の名所です。しかし公共交通がなく、観光客の多くはマイカーや観光バスを利用しており、年末年始や紅葉の季節には深刻な渋滞も発生しているといいます。

 このような課題を踏まえ、県の支援事業を活用しながら、観光需要に特化した神社直行の路線バスを運行します。

 秋葉バスサービスによると、路線バスはかつて静岡鉄道時代に定期運行されていましたが、今回およそ50年ぶりに復活させるということです。

「小國神社・開運線」は、土休日や11月中旬~12月中旬の紅葉シーズン、年末年始に専用ラッピングの車両で1日1~4往復運行。袋井駅~遠州森駅~小國神社を結びますが、神社手前は、一般車は通れないゴルフ場内を特別に許可を得て経由します。これにより時間短縮と定時性確保を図ります。小國神社までの所要時間と運賃は、袋井駅発が40分・800円、遠州森駅発が25分・400円です。

 このほか日によって、遠州森町バスターミナル~遠州森駅~小國神社の便も運行されます。

 運行初日の10月3日(金)には、神社でバスの安全運行を祈願する開通式典が、袋井駅前バス停で出発式がそれぞれ開かれる予定です。

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