
<クローガー・クイーンシティ選手権 2日目◇12日◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876ヤード・パー72>
45位から巻き返しを狙った渋野日向子だったが、1イーグル・1バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「75」と崩れ、トータル1オーバーでホールアウト。予選通過が厳しい状況に、悔し涙を流した。
10番からのスタートで、前半は11番でイーグル、14番でもバーディを奪い、好調な流れをつくった。しかし後半は一転。「ショットが(グリーンに)乗らないのが続いちゃって、短いのも外すのが重なってしまった。すごく悔しいです」と振り返ったように、ショットとパットがかみ合わずに失速。スコアを5つ落とした。
前半の17番でボギーを喫し、18番では約1メートルのバーディパットを外す痛恨の場面。「入っていれば流れが変わったと思うし、本当にもったいなかった」と肩を落とし、「本当に18番が入っていれば変わったと思うし、うん…なかなかやっぱり…」と声を詰まらせた。最後まで反撃を試みたが、「なかなかコントロールができなくて、悔しい」と涙ながらに語った。
今大会終了後には、10月から始まる中国、韓国、マレーシア、日本を巡るアジアシリーズへの出場権が、ポイントランキングを基に確定する。ランク101位からの滑り込みを目指しているだけに、今回の結果は痛恨。「取り返せたところもあったと思うし、気持ちの問題だった」と振り返り、悔しさをにじませる。
それでも下を向いてばかりはいられない。次戦は19日開幕の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」だ。「切り替えて頑張ります」と力を込めた。