韓国の“キューティフル”がUSTマミヤ新シャフトをテスト　「求めるドローが出ることが大事」

＜ソニー 日本女子プロ選手権　事前情報◇10日◇大洗ゴルフ倶楽部（茨城県）◇6840ヤード・パー72＞

韓国最強プロが日本のメジャーに出場する。現在の世界ランキング65位、韓国女子ツアー通算8勝のパク・ヒョンギョン。キューティ（可愛い）とビューティフル（美しい）を合わせた造語“キューティフル”と呼ばれる人気選手だ。
5月「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」以来、日本ツアーは2度目の出場。「そのときにとても印象が良かったんです。日本のゴルフ文化、ゴルファーに対する対応など、いい印象を持って韓国に帰りました。たくさんの日本のみなさまが応援してくれて、感動して、すごく楽しくプレー出来ました」。また日本で…という想いが、さっそく実現した形だ。

サロンパスで8位に入ったが、今大会ではそれを上回る成績に向けて、新たな武器として新シャフトを投入しようと練習日にテストしていた。そのモデルはUSTマミヤの最新モデル『ATTAS RX ULTRA BLACK』。同社が元調子＝難しいを覆す“ウルトラやさしい”新感覚元調子とうたう最新シャフトだ。

これまで中調子『THE ATTS V2』を使用しているヒョンギョンだが、新しいシャフトにも好感触を示した。「わたしは一度替えたら長く使うタイプ。求めるドローが出ることが大事で、このシャフトはそれが出る気がしています。まだ試しているばかりなので、しっかりと丁寧に調整をしていきたいです」。

開幕前の練習ラウンドでは3年ほど使うエースシャフトと新シャフトを交互に打ち、感触や弾道をチェック。バランスやウエイトを調整し、開幕前日にも練習場で球を打ち込んだ。この黒く輝く一本が大洗攻略を手助けすることになるかもしれない。（文・笠井あかり）