低調スタートのレヴァークーゼン、ヒュルマンド新監督体制へ…EUROで母国デンマークを4強に導いた指揮官

 レヴァークーゼンは8日、カスパー・ヒュルマンド氏の新監督就任を発表した。。契約期間は2027年6月までとなる。

 レヴァークーゼンの監督就任を受けて、ヒュルマンド氏は同クラブの公式サイトを通じ、以下のようにコメントを残している。

「レヴァークーゼンはよく組織され、野心的なクラブだと常々感じていました。この印象は、ここ数日で確信へと変わりました。このようなチームを任せてもらえることが光栄です」

 今夏、シャビ・アロンソ監督がレアル・マドリードに旅立ったレヴァークーゼンはエリック・テン・ハフ前監督を迎え入れた。しかしこれまでクラブを支えてきたGKルーカス・フラデツキーやDFヨナタン・ター、DFジェレミー・フリンポン、MFグラニト・ジャカ、MFフロリアン・ヴィルツ、FWヴィクター・ボニフェイスなど2023-24シーズンのブンデスリーガ無敗優勝を知る選手が退団。陣容は大きく入れ替わり、2025-26シーズンに臨むこととなった。

 そうして迎えた2025-26シーズン、DFBポカール1回戦では4部のゾネンホフ・グロースアスパッハに4-0で快勝したものの、リーグ戦では苦戦。第1節ホッフェンハイム戦で1-2の敗戦を喫すると、第2節ブレーメン戦でも数的優位を生かせず、2点リードを追いつかれて3-3のドローに終わった。

 この結果を受けて、レヴァークーゼンは9月1日にテン・ハフ前監督の解任を発表。そして9月の代表期間中に後任の選定が始まると、8日にヒュルマンド監督の就任が発表された。

 デンマーク人のヒュルマンド氏は現在53歳。1998年から母国リンビーで指導者キャリアをスタートさせると、2011年からノアシェランを率い、2014-15シーズンにはトーマス・トゥヘル監督(現イングランド代表監督)の後任としてマインツの指揮官に就任した。短期間で解任されたものの、ブンデスリーガでの指揮経験を持っている。2020年から2024年まではデンマーク代表監督を務め、UEFA EURO 2020(2021年開催)ではチームをベスト4へ導いた。

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