中国空軍 対日戦戦勝パレードで“謎の軍用機”公開! アメリカで初飛行したばかりの機体に対抗か?

中国人民解放空軍は、北京で行われた「抗日戦争勝利80周年」を祝う軍事パレードにおいて、最新の無人機を複数公開しました。

明らかに出力の高さそうなエンジンノズル

 中国人民解放空軍は、北京で行われた「抗日戦争勝利80周年」を祝う軍事パレードにおいて、最新の無人機を複数公開しました。

 今回公開された無人機のうち、1機は中航工業瀋陽飛機設計研究所が製造する無人偵察・攻撃機「GJ-11」と確認されていますが、それ以外にも未確認の機体が4種類登場し、いずれもモックアップ(実物大模型)であると見られています。

 その中には、尾翼を持たない無尾翼(テールレス)型の無人機も含まれており、53536号機と表示された機体は、ジェットエンジンのノズルが従来の簡易的な無人機のものとは異なり、有人戦闘機のような可変形状ノズルを備えていました。これにより、超音速あるいは高速亜音速での飛行能力を持つ可能性が高いと考えられています。

 また、53636号機も53536号機と同様に大型機であり、J-35のようなジェットエンジンノズルを備えています。翼の形状は「ラムダ翼」(Λ字型)を採用していました。

 このことから、今回新たに公開された4機のうち、特に53536号機と53636号機については、8月27日に初飛行を果たしたアメリカの無人戦闘機「YFQ-42A」のように、現在世界で開発が進む第6世代戦闘機や、ステルス能力を有す既存の第5世代戦闘機と連携して空中戦闘を行うことを想定した、自律飛行可能な「共同戦闘機(CCA)」に似たような運用思想を持った機体である可能性が高いと、海外の軍事系メディアや識者は予測しています。

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