伝説“トイレ投下機”の後継?「スカイレイダーII」空を舞う! 機体テストは順調に進んでいる!?

アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)は、2025年8月30日、テスト中の新型機OA-1K「スカイレイダーII」が上空を飛行している画像を公開しました。

離着陸ではない飛行画像

 アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)は、2025年8月30日、テスト中の新型機OA-1K「スカイレイダーII」が上空を飛行している画像を公開しました。

 これまでに同機の離陸直後の写真は公開されていましたが、一定の高度を保って飛行している様子が確認できる画像は今回が初めてとなります。

 同機のテストを担当している第492特殊作戦航空団は、公式Facebookで次のようにコメントしました。「OA-1K『スカイレイダーII』の公式訓練部隊は、空軍特殊作戦司令部(AFSOC)に配備された最新機として、飛行訓練を順調に進めており、運用実績を着実に積み上げています」。また、同機が精密攻撃、情報収集、監視、偵察など、さまざまな任務に対応可能な柔軟な能力を有していることを強調しました。

 OA-1K「スカイレイダーII」は、農業用ターボプロップ機であるAT-802Uをベースに開発されました。500ポンドおよび1000ポンドの無誘導爆弾、12.7mm機関砲ポッド、AGM-114ヘルファイア対戦車ミサイル、ロケット弾ポッド、レーザー誘導爆弾などの兵装を搭載可能で、航空支援や偵察、武装勢力および犯罪組織の監視任務などを担う機体です。

「スカイレイダー」の名称は、かつて朝鮮戦争やベトナム戦争で活躍し、「トイレを投下した」という逸話でも知られる、レシプロエンジン(ピストンエンジン)を搭載したプロペラ推進の攻撃機 A-1「スカイレイダー」から受け継がれています。

 先代と同様に、コストパフォーマンスに優れた地上支援用機として注目されており、近接航空支援、精密攻撃、武装偵察・監視など多様な任務に対応可能な柔軟性を備えています。過酷な環境下で孤立した特殊作戦部隊を支援することを目的に設計されています。

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