ロシア偵察機「1週間に3回も飛来!?」さすがに珍し事例 わざわざアラスカで頻繁に姿をさらす理由とは

アラスカの米加空軍は同じ週に計3回もロシアの偵察機に対し、戦闘機を緊急発進(スクランブル)を行いました。

短期間で3回は流石に多いペース

 アメリカ軍とカナダ軍が共同で運用する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は、2025年8月24日、アラスカ州の防空識別圏(ADIZ)内を飛行していたロシアの偵察機に対し、戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて要撃したと発表しました。

 NORADによると、防空識別圏内で活動していたのは情報収集機IL-20で、「要撃および目視による識別」のために、E-3「セントリー」空中警戒管制機1機、F-16戦闘機2機、KC-135「ストラトタンカー」空中給油機2機が派遣されたということです。

 IL-20によるアラスカ防空識別圏での活動自体は珍しいことではありませんが、今回は8月20日、21日にも同型機が飛来しており、わずか数日間に計3回の要撃が行われたことが明らかになっています。

 今回の偵察機による頻繁な飛行について、NORADは詳細な見解を示していませんが、現地報道などでは、単なる偵察活動にとどまらず、ウクライナ情勢などを背景とした示威的行動の側面もあるのではないか、との見方が示されています。

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