畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子らに加え、2025年は過去最多となる日本勢13人が出場する米国女子ツアー。その動向にも注目だが、試合以外や海外勢のこぼれ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?
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岩井明愛の好きな色は「青、紺、黒」だと言う。愛用するヨネックスのドライバー『EZONE GT TYPE S』も、クラウン部は特注カラーのターコイズブルーだ。
ところが、米国女子ツアー初優勝を飾った「スタンダード・ポートランドクラシック」の最終日はピンクのウエアを着ていた。そのことを本人に聞いてみると、「そうなんですよ!」と微笑んだ。
「日本の初優勝(2023年KKT杯バンテリンレディス)がピンクのウエアでした。今年勝てなかった試合は、ピンクじゃなかったので、ピンクを着たら勝てるかもって」
今季それまでは2位が2回。「ホンダLPGAタイランド」では白シャツに青のパンツ、「JMイーグル・LA選手権」では黒シャツに白いパンツ。そんな願いを込めて選択した“勝負服”だった。
さらに遡ると、21年の国内下部ステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」で初優勝した時も、やはりピンクのウエアを着ていた。好きな色は青だが、なぜか初優勝にはピンクの縁がある。
ちなみに、国内2勝目となる23年「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」を制した時のウエアは黒だった。つぎ、米国で優勝トロフィーを掲げる時は、何色のウエアを着ているだろうか。そんな日がそんな遠くない未来だと願いたい。(取材・文/南しずか)
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