
先週のインディアナポリス大会をもって、LIVゴルフのレギュラーシーズンが終了。年間ポイントランキングが確定し、チームキャプテンを含む6人がリーグから“降格”することになった。
LIVゴルフの年間ランキングは、上位24人が自動残留の「ロックゾーン」、25~48位が再契約は任意の「オープンゾーン」、49位以下が降格となる「ドロップゾーン」に分けられる。香妻陣一朗は32位でオープンゾーン入り。チームが放出を選ばなければ再契約、もしくはチーム間トレードで残留できる。
一方、49位以下の選手はリーグから離脱。復帰にはアジアンツアー「インターナショナルシリーズ」での優勝、または例年12月の予選会「LIVゴルフ・プロモーションズ」を突破する必要がある。
今回の降格組で最大のビッグネームは、2016年「全英オープン」王者で『マジェスティックスGC』共同キャプテンのヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。ランキング49位でオープンゾーンに一歩届かなかった。
インディアナポリス大会では、チームメートのイアン・ポールター(イングランド)らと“生き残り合戦”を展開。だが、終盤にポールターが4バーディを奪って逆転。ポールターが48位に滑り込み、皮肉にもチームキャプテンに引導を渡す形になった。
このほか、香妻のチームメートであるチャン・ユビン(韓国)、昨年12年ぶりに競技復帰したアンソニー・キム(米国)など、計6選手がLIVから姿を消すことになった。
昨季はバッバ・ワトソン(米国)、ブランデン・グレイス(南アフリカ)がカットライン以下ながら残留を許されたが、今年は「情状酌量なし、切るものは切る」と事前に通達済み。LIVゴルフの非情な現実があらためて浮き彫りになった。
【ドロップゾーンで降格が決まった6選手】
49位:ヘンリック・ステンソン
50位:アンディ・オグレツリー
51位:ミト・ペレイラ
53位:チャン・ユビン
55位:アンソニー・キム
57位:フレデリック・ケトルプ