
「乗りものニュース」では、「高速バス」に関する読者アンケートを実施。高速バスに乗るうえで「必須だと思う設備」も判明しました。
トイレの有無はどーでもよい!? 真に“必須”なもの
「乗りものニュース」では、2025年7月31日(木)から8月7日(木)にかけて高速バスに関する読者アンケートを実施。「高速バスに乗るうえで必須だと思うサービス」(複数回答可)についても多数の意見が寄せられました。
結果、最も多かった回答は「電源」でした。続いて「座席リクライニング」「トイレ休憩」「車内トイレ」「2列または3列独立シート」「Wi-Fi」などが支持を集めています。
特に「電源」は、回答者の74.8%が「必須」と回答しました。
「長時間では時間潰しのスマホやタブレットのバッテリー残量が気になるので」(50代・男性・中部在住)
「スマホの維持は通信手段としてだけでなく情報収集や娯楽装置としても不可欠」(60代・男性・首都圏在住)
「移動中にスマホの充電をしたい」(20代・男性・中部在住)
「バッテリー切れが心配」(20代・男性・中部在住)
また、「スマホで乗り降りすることが多いと思うのでバッテリーが無くならないように電源は必須」(30代・男性・首都圏在住)といった意見もありました。予約やQR乗車券の提示をスマホで行うことも多いことから、充電環境は大きなポイントといえそうです。このため車内の電源は「スマートフォンを持っている人はこれが最低条件なのでは」(20代・男性・近畿在住)という声まであります。
さらに、「夜行便」に限定してこんな声も寄せられました。
「仮眠を取る中でスマホの充電が出来ると便利」(40代・男性・首都圏在住)
「下車後の活動前にスマホはフル充電にしたい(夜行)」(50代・男性・首都圏在住)
夜行便では、翌日の活動に備え、睡眠中に充電したいというニーズがあることが、特に支持されるポイントのようです。
昼行便でも電源必須 アレも必須!
スマホ利用という観点では、「Wi-Fi」に関しても多くの意見がありました。
「スマホ等の機器の充電及び通信環境は、今や必須」(60代・男性・中部在住)
「今どきWiFiないと便利さが落ちるから」(20代・男性・近畿在住)
Wi-Fiを「必須」とした人は48.1%で、回答者の約半数を占めました。特に、睡眠がメインではない昼行便では、「電源及びWi-Fiは移動中スマホ パソコン使用も想定されるため」(50代・男性・東北在住)と、娯楽だけでなく仕事面でも重視する意見が見られました。
なかには、トイレ休憩や車内トイレなど、どの車内環境よりもWi-Fiや充電などの通信環境を最も重視するという人もいました。
一方で、「Wi-Fiは低速なものが多く、使い勝手が良くない」(50代・男性・北海道在住)、「低速のWi-Fiでは意味がない」(50代・男性・東北在住)というように、路線よっては低速であったり、多くの利用者が同時に接続し使用することで接続が不安定になる点に不満を持つ人もいるようです。
ちなみに、多くの夜行便では「完全消灯」が実施され、睡眠を妨げないよう、カーテンやフードがあってもスマホやタブレットの使用を控えるよう呼びかけられます。しかし近年は完全消灯を行わず、利用者のプライベート空間も確保したうえで電子機器の利用を容認しているケースもあります。