
<スタンダード・ポートランドクラシック 事前情報◇13日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6497ヤード・パー72>
西村優菜が1カ月半ぶりに主戦場に戻ってきた。6月末のダブルス戦「ダウ選手権」以来の米国女子ツアー出場。「アムンディ・エビアン選手権」、「AIG女子オープン」(全英)のメジャー2試合を含む、欧州3試合の出場権を得られず、不本意な“夏休み”を過ごした。
そのなかで、7月末には日本ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」に出場。中島敏雅コーチがキャディを務め、コース内でのスイングの動きやメンタル面についてもたくさん話した。「そこからフィードバックをして、また練習して、というサイクルでできました。ショットも不安だったけれどすごく良くなってきているし、ゴルフ自体のレベルはひとつ上がったんじゃないかなという気がしています」。今大会を中継するWOWOWのインタビューでは、明るい言葉も聞こえてくる。
2年ぶり2度目の出場で、「狭いという印象。フェアウェイヒットするのが一番大事だと思う」と話す。ショットの突発的な右のミスに悩むなか、それを乗り越えることが、このコースでのスコアメークのカギになる。パー5の距離も短く、「狙っていけるホールもいくつかあった。そこを取りこぼさないようにできたら」とイメージを膨らませる。
米3年目の今季はここまで15試合に出場して、予選落ちは10回。ポイントランキングは143位に沈み、まずは準シードと呼ばれる来季カテゴリーに入るためにトップ100を目指していくことになる。「すごくリフレッシュもできたし、たくさん練習もできたので、戻って来られてうれしい。ここから大事な試合は続くけれど、とにかく楽しみながらできたらいいなと思います」と再起を図る。