8年ぶりに復活 DAZNがブンデスリーガの配信権獲得、3年契約で全試合配信

 スポーツ配信プラットフォームの『DAZN』は8日、ブンデスリーガの配信権を取得したと発表した。契約期間は3年。今シーズンは17日に開催されるドイツ・スーパーカップおよび1部と2部の入替プレーオフ戦の権利も含まれる。日本国内で全試合を視聴できるのはDAZNのみとなる。

 ブンデスリーガは2018-19シーズンからスカパー!で放送されていたが、2024-25シーズンいっぱいで契約満了に伴い、放送・配信の終了が発表されていた。DAZNは日本でのサービス立ち上げの2016-17シーズンと翌2017-18シーズンにブンデスリーガを配信していたが、8年ぶりの復活となる。

 DAZNではドイツ国内カップ戦のDFBポカール、女子ブンデスリーガの配信権を保有しており、ドイツトップの大会をそれぞれ配信することになる。

 ブンデスリーガ1部には現在、伊藤洋輝(バイエルン)、堂安律(フランクフルト)、鈴木唯人(フライブルク)、川﨑颯太、佐野海舟(マインツ)、長田澪(ブレーメン)、板倉滉、福田師王、町野修斗(ボルシアMG)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)、町田浩樹(ホッフェンハイム)と、新シーズンからプレーする選手含めて多数の日本人選手も在籍している。

■ピア・ナウバート ブンデスリーガ・インターナショナルCEO
「ブンデスリーガには、奥寺康彦氏のようなレジェンドから伊藤洋輝選手、堂安律選手といった現役のスター選手に至るまで、ドイツで輝かしい足跡を残してきた日本人選手の長く誇るべき歴史があります。2025年夏だけで、合計9名の日本人選手がブンデスリーガおよびブンデスリーガ2のクラブへ移籍しています。このような深い文化的・スポーツ的なつながりが、日本における忠実で情熱的なファンベースの構築に大きく貢献しています。信頼できるパートナーであるDAZNと共に、ブンデスリーガを日本全国のファンの皆さまへさらに身近な存在としてお届けできることを非常に楽しみにしています。世界最高峰のフットボール、心を動かすストーリーテリング、そして日本の視聴者に合わせた視聴体験をご提供してまいります」

■笹本裕 DAZN Japan最高経営責任者兼アジア事業開発  
「世界最高峰のフットボールリーグであるブンデスリーガをDAZNのラインナップに再び加えることができ、大変嬉しく思っております。ブンデスリーガでは多くの日本代表選手、日本人選手が活躍しており、日本のファンのみなさまにその活躍をDAZNを通してご覧いただけることを楽しみにしております。DAZNでは欧州サッカーの各リーグ、カップ戦、そして国内の明治安田Jリーグと、圧倒的な試合数、配信時間で『ホーム・オブ・フットボール』としての地位を築いております。今後も、サッカーをはじめ様々なスポーツ、取り組みにより『日本を元気に!』してまいりますのでご期待ください」

【動画】堂安律のブンデスベストゴールトップ5

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